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【ヘンリー・メイコウのニューズレターより】

フリッツ・スプリングマイヤーからの手紙
──些細な違いを乗り越えよう。

二〇〇八年六月十一日

公開日時:2008年07月19日 00時14分
更新日時:2008年07月19日 01時09分

 フリッツ・スプリングマイヤーはイルミナティと彼らのアジェンダの暴露に関しては第一人者の一人である。二〇〇三年、彼は銀行強盗の濡れ衣を着せられ、九年半の刑を申し渡された。自国への奉仕者に名誉を与え、裏切者に対しては罰を与える国に住んでいれば、彼は国民的英雄となっていたであろう。ヘンリー・メイコウはこの書簡を六月十日に受け取った。

 

 親愛なるヘンリー

 あなたは(私の)自叙伝的素描を望まれましたが、それに関しては、いくつかの問題点があります。第一番目は、私自身のことというよりもキリスト(ヤシュア・メシア)に関するものです。その点を念頭におきつつ私は、人々の関心をキリストに向ける自叙伝説明を始めましょう。というのは、私がイルミナティ及びNWO(ニュー・ワールド・オーダー)に反対している理由はキリストと主の神の国から分離しては理解できないからです。

 第二点は私に関する情報は誤まって引用をされたり、誤まった使い方をされがちだということです。はしごの下の方にいる分には、人々が私に厄介を起こすこともあまりないのですが……そうしたことは、もう一つ別の問題へと導きます。つまり、人々を霊的に正直に保ち続けるような話題と、バランスを取ることなく、悪いことや悪魔(サタン)の世界が行っていることを強調し過ぎてしまうということです……。

 私の置かれている現在の状況に関して言えば、私たちはどこに住んでいようと、私たちの任務(job)―つまり神(ヤハウェ)(YHWH)の御意志を実現すること―は同じだということを心に刻んでおくべきです。エジプトで投獄されていた、聖書に記されているヨゼフはヤハウェとヤハウェの黙示の素晴しさに信を置かねばなりませんでした。彼は自らの置かれた境遇を気にしたり、強調し過ぎたりすることは決してしなかったのです。

 結局のところ、私はイルミナティに逆らったが故に迫害を受け、連邦刑務所に収監されたのです。退職した連邦警察の職員[スパイ]も私の最初の弁護士にそれに近いことを話していました。銀行強盗の「現場幇(ほう)助」の廉(かど)で九年半の刑を私に課すために、当局は真犯人たちに証言させ[これは偽証]、それと引きかえに[彼ら、本物の銀行強盗犯の]百三十年以上の刑期を軽減したのです。ニュー・ワールド・オーダーに反対する私の著作さえなければ、私には濡れ衣を着せるほどの重要性は全くなかったことでしょう。

 アメリカの裁判制度は私を有罪としました。しかし、私は個人的には神(ヤハウェ)の審判に期待を抱いています。それは事実に基くものとなるでしょうし、私が理解するところでは、ずっと情け深いものの筈です。

 刑務所では、私は他の在監者たちに大学や高校の教科を教えたり、法律上の相談に乗ってあげたり、できるかぎりの形での援助を行って、努めて自分自身を生産的に多忙な状態に保つようにしています。

 投獄された最初の瞬間から、私は自らの良き古き自己を保持し、在監者たちが投獄されたことによって受けやすい、心理的葛藤(head games)に負けぬよう心に決めていました。実際、刑務所は人間をズタズタにし、犯罪者に変えてしまうための学校となるように設計されているのです。これまでのところ、刑務所での五年以上の間、私はそうした気違いじみた精神的力学を回避できています……。

 ここ十年にわたって、イルミナティは彼らの計画を変更した。南北戦争終末時に、グラント将軍は南軍がヴィクスバーグで降伏した時、その地の奪取に少し手間取ったことはあります。現在のイルミナティの小さな計画の変更は、それ以上の意味は持たないのでしょう。

 一九九〇年以降、一般国民の目ざめの度合は劇的に活発になっていますが、私にはNWOに対する目ぼしい反対も、この体制の長期性や広がり、深さに対する理解も、ほとんど存在しないように思われます。人類の状況が良いものだとは思われません。私たちはノアの箱舟の時代におけるのと同じような、新たな救済の任務を必要としています。人々は自分たちの些細な違いを乗り越えて、人類そのものの存続だけでなく、信仰そのものの存続について考える必要があります。我々信仰を持つ者たちは良く、信仰持って生きることなく、死の王国への奉仕に終始するような生活は生きるに値しないと主張します。ヨシュアに見られ、ヨシュアに範を見る、我々の素晴しさ、良き造物主に対する真の信仰―この信仰は存続できるのでしょうか、それとも消滅するのでしょうか。

 私たちはハルマゲドン―マタイによる福音書二十四章の問題に直面しています。私たちはその解答の一部になり得るのでしょうか。それともその問題の欠除部分となるのでしょうか。

 普通の人々には刑務所の中で起きていることは、よく理解できません。せいぜいのところ、それらは、人間のたんなる貯蔵所にすぎないのです。合衆国は世界最高の投獄率を誇っており、さらに多くの囚人のための準備を続けています。

 私は在監者たちに様々な点で己れに満足できることを学ぶよう励ましています。自分自身をいかに大切にするかを学ぶべきです。社会にとって厄介者となるよりは、建設的で有益な人物となるよう実践すべきです。また、ニュースとして消え去って行く、たわごとを受入れるのもやめるべきです。在監者たちは、よく、メディアは信用できないなどと話しています……。けれども次の瞬間には、ある特定のお話を聞いて、それを信じ込んでいるのです。もし、そうした話が信用できないのであれば、それは単純な話です。―それらは文字通り信用できないのです。人々は一つの支援体制として何人かの極めて親密な友人たちとのつながりを深める必要があります。

 以上が、あなたの御質問に対する私のお答えです。

 お体大切に。御自愛下さい。あなたの素晴しいお仕事が、つつがなく続きますよう。

 

あなたの協力者にして仲間
フリッツ

 

(週刊日本新聞編集部・譯
 平成二十年七月十四日 )

原文
Put Petty Differences Aside, Fritz Springmeier Writes
By Henry Makow Ph.D.

June 11, 2008
HYPERLINK http://www.henrymakow.com/put_petty_differences_aside_fr.html

 

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