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《論 壇》マリンズ氏への想い出

公開日時:2010年04月12日 21時50分
更新日時:2010年04月20日 14時15分

投稿 平成22年03月21日02時03分

初めてお会いしたのは2003年でした。飛行場まで中島さんと一緒に出向かいました。お茶水のヒルトップ・ホテルでの滞在でしたのでお連れして、太田先生とはロビーで久々の再会でした。滞在中のお世話係でしたので非常に長い時間を過ごす事に恵まれました。

その後、何回かまた招待するように努めましが、脳溢血や他の健康問題や老人ホーム監禁事件、パスポートや郵便為替、航空券等の紛失、連絡不可能な状況(わざわざ、太田先生に送られて彼の家まで直接探しに行かされて、電話を直した経験有り!)──のため、マリンズ氏はもう一度日本には来ることはできませんでした。

残念です。彼は日本びいきで、可能な限り会う度に日本食店へお連れしましたが、米国の小さな田舎町近辺では中々むずかしい事でした。 因に中々のグルメ志向でありワインなどにも詳しく関りが有りました。日本では勿論和食が気にいってましたが、他にも、赤坂トップスのカレーやチーズケーキがお気に入りでした。結構甘党で必ずデザートを召し上がりました。

彼の家は、はっきり申し上げれば、カオスと歴史的骨董品屋の間のような場所でした。よくぞ、この中で仕事があれほど達成できた──と思えるような。そして台所にはいつもと言えるほど、何種類ものクッキーとかミニケーキ類が箱で買ってありました。普通の米国人がコーヒーやビールを勧めるように、私が知り合った時は、お茶とクッキーでした。老人施設に入っていてもそうでした。

最後にお会いしたのは2008年の4月でした。彼の意向でバージニア州の老人施設からテキサス州へと車で横断した後すぐ間もなくでした。それほどの大きな旅立ちの後とは思うえぬほど前向きで、お元気でした。普段は車椅子でしたがまだまだお元気で、夜J・F・ケネディー大統領が暗殺されたダラスのデイリープラザ辺りをマリンズ氏の説明を聞きながらの夜の散歩はまた格別でした。その時も彼のアパートの冷蔵庫には大きなゴディバのチョコレートの箱が冷蔵庫に入っていたのが印象的でした。それはある女性からの頻繁なプレゼント(一時期毎月のように。。。)でした!

何故こういう事を書くかと言うと、──あれほど苦労があり、FBIの弾圧があり、つぎからつぎへと仕事場を排除され、運がもう少し悪ければ、精神病院へ強制出向、FBIフーバーの指示で、原稿の紛失、印税の詐欺──暗殺未遂の数々(モーテル滞在中、深夜、彼の部屋の真ん前から放火され、奇跡的に全員無事な火事など)──普通の人なら、とうの昔に自殺していると思える事が絶え間なく続いた人生でしたが、でもそれらにめげませんでした。

信仰心、信念や精神力もさることながら──彼はとてもお洒落で(一時期古着やラルフ・ローレンのシャツを集めるのが趣味でした。それと色々な香りの石鹸なども)、ゆったりとお茶を飲んだり、会話したりするのが趣味で、その小さなお菓子などで喜び、前向きで温和で──むしろお気楽さんのように振る舞う。古き良き時代の南部の紳士的価値観の方で、あれほどの年になっても女性に(私の事ですが)──椅子を引いたり、コートを着せようとしてくれました。かえって恐縮しましたが。

花園や庭園、画廊(彼は長い間、画家(志望)であり、一度日本で個展を開こうとしましたが、残念な事に実現しませんでした)そして図書館や古本市などに案内しましたし、案内していただきました。それらの時の会話の内容もさることながら、もっとも悲劇的な事をまるで軽く冗談のように他人事かのように語る彼の姿は印象的でした。

彼の本や研究書からはまったく感じとれない面をお話したかったのです。太田先生もそうでしたが、やはり人には色々な面があり著書だけでは想像できないものが有ります。そして又同時にその文章はその人そのものでもある。その人の生き方つまり価値観などを知ると、その又同じ文章が又違う意味合いも含めて浮かんでくるのではと。・・・

西洋の思想の流れを変えるほどの本を五冊書いたとされています。その五冊は人それぞれですが、大体このようです。

SECRET OF THE FEDERAL RESERVE
CURSE OF CANAAN
THE WORLD ORDER
MURDER BY INJECTION
RAPE OF JUSTICE
MULLINS NEW HISTORY OF THE JEWS, THE BIOLOGICAL JEW,
そして EZRA  POUND の伝記:THIS DIFFICULT INDIVIDUAL
など、その他多数。

REST IN PEACE

Eustace Mullins

長い間本当にご苦労様でした......

大山恵喜

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Eustace Mullins Passes On

2-2-10

Legendary author of scores of books and pamphlets demolishing the lies of warmaking mainstream media, historian Eustace Mullins died Tuesday, Feb. 2, at the home of his caretaker in a small town in Texas.

"He was absolutely BRILLIANT in his research, writing and verbal presentations, and as honest a man and scholar as our country has ever produced.  In all the interviews I had the great honor of doing with Eustace, he never ceased to amaze me...and to teach all of us critically-important truths about our world and the evil, satanic group that is and has been dominating it for far too long.  HIs knowledge and wisdom about the controllers was simply astonishing." said Jeff Rense.

Mullins, who would have been 87 in March, suffered a stroke three weeks ago in Columbus, Ohio. He had been on an extended tour of his admirers for much of the past year, visiting and chatting with many of his thousands of fans who jumped at the chance to buy his books from him in person.

The author of such incendiary books as "Secrets of the Federal Reserve, "Murder by Injection, and "The Curse of Canaan, Mullins was harrassed by the FBI for almost a half century, and had one of his books burned in Germany in the 1950s. These stories are recounted in one of his books, "A Writ for Martyrs.

A protege of the imprisoned patriotic poet Ezra Pound, Mullins compiled a well-researched raft of works that detailed the passage down through time of a hereditary group of banker killers who have essentially ruled the world from behind the scenes since ancient times.

"Eustace Mullins was the greatest political historian of the 20th century, and not just because he was not beholden to the power structure that deters candid reports about significant events, but because, guided by the greatest poet of the 20th century who was imprisoned for broadcasting for peace, his meticulous research eventually uncovered virtually every significant political secret of the last 400 years. "It, is a pity so many people are afraid to believe what Mullins told them, because it was much more of the truth than has ever been seen in our schools or our media.  Funeral arrangements and appropriate memorial information have yet to be released.

 

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