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「誰がジョン・F・ケネディを殺したのか?」
今やこの問題を日本人は、真剣に検証しなければならない。

公開日時:2008年07月10日 01時56分
更新日時:2008年07月28日 01時27分

平成十八年(二〇〇六年)三月二十七日(月)
(第一千六百二十九回)

◯三月二十六日(日曜)、午後八時から日本テレビ、
ビートたけしの超歴史ミステリー「誰がジョン・f・ケネディを殺したのか?」
が放映されたと言う。

◯当「時事寸評」子は、このテレビ番組を見て居ない。

◯しかし、この番組についての各種の情報には接した。

◯一般日本人の意識には、オズワルド単独犯行説と、それを確定した、いわゆる
ウォーレン報告書によって、「一件落着」、

◯とされて居るであろう。

◯ちなみに、この「ウォーレン」とは、当時の米国最高裁判所長官である。

◯日本人の意識では、
最高裁長官を長とする委員会が、十ヶ月かけて調査し、尨大な関係証拠文書
付きで公表した正式の「報告書」は、絶対的な権威である。

◯それを疑うこと、それ自体がおそれ多い。

◯と言ったところであろう。

◯にも拘わらず、新聞よりも強い影響力を持つとされるテレビ局が、敢えて、

◯日本人に対して、この種の番組を流すのは何故か。

◯三月二十六日の日本テレビ番組では、

◯単独犯行説が否定されるとしたら、

◯犯人は誰か、が問題とされる。

◯ここで示される、又は疑はれる犯人は、

(1)キューバ・カストロ系統。
(2)旧ソ連、KGB系統。
(3)米CIA系統。
(4)マフィア系統。
(5)リンドン・ジョンソン副大統領。

◯この五系統だと言う。

◯刑事事件捜査に当って、犯人を探す当局としては、

(1)犯行の動機。
(2)犯行の手段。
(3)犯行の機会。

◯この三つの條件を追及すると言う。

◯犯行の動機とは、犯行によって利益を得たもの。
犯行によって犯人は、いかなる利益を得たか。

◯と言うことも出来る。

◯ケネディ暗殺が、政治的暗殺、政治的利害関係を有する暗殺、
であることは疑問の余地はない。

◯従って、ケネディ暗殺の真犯人は、
ケネディともっとも激しく対立して居た政治上の敵である、
としなければならない。

◯それは何者か。

◯日本人は、その当時も今も、ケネディ米大統領が、きわめて多くの陣営と、
敵対関係にあったことを知らない。

◯まず、そのことが問題であろう。

◯J・F・ケネディ暗殺後四十三年。

◯現在の時点で、もっとも深く全面的にこの政治的暗殺事件を解明し得た著作は、

◯マイケル・コリンズ・パイパーの
「ファイナル・ジャジメント」(一九九四年初版、二〇〇四年増補第六版)
である。

◯この古典的著作は、四月二十日、成甲書房から、日本語翻訳(太田龍監訳)
が出版される。

◯表題は、「ケネディとユダヤの秘密戦争」

(了)

 




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