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「大日本帝国」は本当の意味で、死んでは居ない。
立花隆著「天皇と東大」についての本質的批評。

公開日時:2008年07月09日 01時37分
更新日時:2008年07月28日 01時25分

平成十八年(二〇〇六年)三月十六日(木)
(第一千六百十八回)
      
◯立花隆の「天皇と東大」(文芸春秋刊、上下二巻、二〇〇五年十二月)。

◯この本には、
 「大日本帝国の生と死」、と言う副題が付けられてある。

◯「大日本帝国はなぜ、どのようにして死んだのか......」、と言う。

◯この題は、大上段に振りかぶったものの言い方であるが、

◯しかし、本当の意味での答えは出されて居ない。

◯この本は、
 加治将一著「あやつられた竜馬」(祥伝社)、と読み比べられる必要がある。

◯更に、もう一冊、
 渡部悌治著「ユダヤは日本に何をしたか」(『攘夷の流れ』、成甲書房)とも。

◯立花隆著には、ユダヤフリーメーソン問題は全く出て居ない。

◯前出二冊の本を前提にすれば、
 「あやつられた大日本帝国」、と言わなければならないであろう。

◯つまり、この「大日本帝国」なるしろものは、

◯誕生そのものが、ユダヤフリーメーソン、英国(イルミナティ)によって
 演出されて居たのであり、

◯このあやつり人形としての「大日本帝国」が、一九四五年八月、死滅する。

◯そのときも、
 イルミナティサタニスト世界権力によって管理されて居たのである。

◯一九四五年八月の「大日本帝国」の死亡のあとの「日本」とは何物か。

◯これは、「ゾンビ化した大日本帝国」であろう。

◯立花隆は、「大日本帝国が、どのようにして死んだのか」、と言うが、

◯あいにく、この「大日本帝国」は、死んでは居ないのである。

◯本当に「大日本帝国」が死亡した、と言うことであれば、

◯「大日本帝国」によって消された、本物の日本が、姿を表わすことが
 出来るであろう。

◯しかし、ゾンビ化した大日本帝国の亡霊ないしその邪悪な悪魔霊が
 日本人を呪縛して居るために、

◯本物の日本が、舞台に登場することが出来ないで居る。

◯つまり、立花隆の千五百頁の大著は、問題の本質の、はるか手前のところで
 停止してしまって居ることを知らなければならない。

(了)

 




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