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龍馬、中岡慎太郎暗殺事件についての加治将一著の推理。

公開日時:2008年06月23日 02時09分
更新日時:2008年06月23日 02時12分

平成十八年(二〇〇六年)二月二十六日(日)
(第一千五百九十九回)

◯加治将一著「あやつられた龍馬」(祥伝社)は、

◯坂本龍馬暗殺の真相を、次のように推理する。

 (1)公式歴史にある、幕府側による暗殺は、全くの嘘である。

 (2)龍馬は、中岡慎太郎(土佐、陸援隊隊長)と共に殺されて居る。

 (3)ここで、暗殺事件に二つのシナリオが考えられる。

 (4)第一のシナリオは、
    龍馬が、武力討幕と言う路線に反対し、内戦なしの無血革命を主張
    したために、武力討幕派が中岡慎太郎に対して、龍馬暗殺を命じた。

    そして、谷干城、毛利恭介、田中光顕(以上土佐)、白峰駿馬(海
    援隊)が、中岡と共に行動した。
    
    しかし、中岡に一瞬の迷いが生じたために、龍馬が応戦、他の者たち
    が龍馬を斬り捨てた。

 (5)第二のシナリオは、
    中岡が龍馬と通じて居ると疑われて、龍馬、中岡、二人とも殺された。

 (6)そして暗殺者は、谷干城、田中光顕、白峰。

 (7)この件は、英国外交官サトウの了解のもとで、岩倉、大久保が陸援隊
    に命令したと。

◯これは、前出書、第一章、第九章に詳述されて居る。

◯この推理は、概むね、真相に迫って居るようには思はれる。

◯しかし、売国奴作家司馬遼太郎のデマ宣伝に踊らされて居る現在の日本の
 何千万人とも知れないおびただしい数の龍馬ファンは、これは、到底容認
 出来ない話であろう。

◯この問題は引き続き、検証して行く。

 (了)

 




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