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イラク米軍が仕掛けた秘密工作の重大な失敗についての、M・C・ルパートの論評

公開日時:2008年06月22日 21時31分
更新日時:2008年06月23日 02時21分

平成十八年(二〇〇六年)三月二日(木)
(第一千六百三回)

◯マイケル・C・ルパートの、二〇〇六年二月二十七日ニューズレター。

◯これは、
 二月二十二日に発生した、イラク、シーア派の重要な聖地モスク爆破事件は、
 イラク人イスラムの宗派間闘争に見せかけた、米軍の特殊部隊の工作である
 こと、

◯その問題について、論評して居る。

◯しかし、この米軍の秘密作戦は、
 米国にとって、深刻、重大な失敗であったと。

◯イスラム世界で、この爆破事件が、イスラムの宗派間対立の結果であると
 信ずる者は、殆んど唯の一人も居ないであろう、と。

◯米軍は、この爆破事件によって、イラクのシーア派とスンニ派の間の内戦を
 誘発させるつもりであった。

◯しかし、その企図は失敗したと。

◯イラク情勢は、イラク人民の大多数と、
 米軍、そしてその傀儡イラク人と、

◯この二つの陣営の闘争に発展すると。

◯米軍のこの秘密作戦の失敗は、歴史上、最大の失敗であって、

◯そしてそれは、米世界帝国の崩壊の端初と成るであろうと。

◯私(ルパート)は、米国そして恐らくはブリテンも、
 このサマラ・ゴールデン・ドームと共に爆破されるであろうと考える、と。

◯イスラム世界の団結は強化されつつある、と。

◯そしてこのイスラムのもっとも神聖なる場所のひとつの爆破は、

◯我々が、人類と言う種の自己破壊の状況に、非常に近付きつつあることを
 示した、と。

◯筆者は、この爆破事件そのものを、日本のマスコミが、どのように報道し、
 また、論評したか、

◯印象に残って居ない。

◯これはもちろんきわめて重要な事態であるので、続報したい。

 (了)

 




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