Home » 太田龍の時事寸評 » 過去記事一覧 » 第一千五百九十一回


坂本龍馬は、(英国)フリーメーソン駐日代表格のグラバー、そして英国政府官憲の手先、スパイであったとの説。

公開日時:2008年06月22日 21時17分
更新日時:2008年06月23日 01時58分


平成十八年(二〇〇六年)二月二十日(月)
(第一千五百九十一回)

◯加治将一著
 「あやつられた龍馬-明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン」
 (the someone behind ryoma)祥伝社、平成十八年二月刊

◯この本の巻末に「取材協力」とあって、

   東京メソニック
   ニューヨーク・メソニック
   ロサンゼルス・メソニック
   オランダ・メソニック
   スコットランド・メソニック

◯とある。

◯つまり「フリーメーソン」が、この本の著者に協力して居ると、
 明記して居る。

◯「フリーメーソン」は、
 いわゆる「明治維新」についての歴史の真相の一部を、

◯今や、日本人に知らせるべき時が来た、

◯と判断した。

◯と見ることも出来るであろう。

◯ここに書かれて居ることは、あらかた、その本筋に於ては、

◯筆者が、平成三、四年以降、

◯幾十回となく、色々なところで公表して来た見解、意見、論述の枠組みに
 一致する。

◯従って、その内容そのものについては、筆者には、目新しいところはない。

◯しかしそれは、これまで、
 孝明天皇弑逆犯の一味によって捏っち上げられたニセモノの歴史と、

◯根本的に対立し、矛盾する。

◯とりわけ、坂本龍馬を明治維新の最大の英雄として、もてはやして来た、

◯司馬遼太郎の支持者たちにとっては、

◯この本は、憎悪の的、とされるであろう。

◯本書は、十分な検証と批評の対象とされるに値する。

 (この項つづく)

 (了)

【注】

◯本書には、フランス・フリーメーソン系統の話は全く出て来ない。
 これは本書の限界であろう。

 




Write a comment

  • Required fields are marked with *.

If you have trouble reading the code, click on the code itself to generate a new random code.
 

Home » 太田龍の時事寸評 » 過去記事一覧 » 第一千五百九十一回