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トルーマン米大統領が署名したロイヤル米陸軍長官の、日本キリスト教国化を米国の国策とする文書(一九四九年四月二十七日)、その現代的意味を問う。

公開日時:2008年06月21日 22時41分
更新日時:2008年06月21日 23時27分

平成十八年(二〇〇六年)一月三十一日(火)
(第一千五百七十一回)

◯鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」(平成十六年十月刊、自費出版)
 二百八十二頁以降に、

◯一九四九年四月二十七日、米国政府陸軍長官ケネス・ロイヤルは、
 トルーマン米大統領に対して、占領下にある日本をキリスト教化
 する、つまり、キリスト教国とする政策を取るよう提案し、

◯トルーマン大統領は、このロイヤル文書に署名した、と出て居る。

◯つまり、日本を占領した米国は、
 日本のキリスト教国化を正式に、国策としたわけである。

◯「天皇のロザリオ」が詳細に論証して居るように、

◯この日本キリスト教国化政策は、占領軍最高司令官マッカーサーが
 強力に推進したものであり、米陸軍省が受け入れ、

◯トルーマンがそれを承認した、と言う。

◯この時には、米国政府の計画は失敗した。
 
◯その失敗の経過については、前出著作が記述して居る。

◯問題はそのあと、そして現在である。

◯「米国が日本改造計画を実行しつつある」、

◯と言うことは、関岡英之著「拒否できない日本」(文春新書)、
 吉川、関岡共著「国富消尽」(PHP研究所)に述べられて居る
 通りである。

◯この場合、「米国」とは、米国を支配して居るイルミナティサタ
 ニスト世界権力を意味するのであって、

◯善良な一般米国市民を意味しない。

◯しかし、イルミナティサタニスト世界権力による米国支配とは
 どう言うことか。

◯その世界権力とは、例えば誰なのか。

◯その人間の具体的な人名を挙げるとすれば、

◯その一人は、米FRB議長であろう。

◯一九一三年十二月末、
 米国議会で米FRB法案が可決されてから九十二年余。

◯この間に、米国大統領は、
 ウィルソン、ハーディング、クーリッジ、フーバー、ルーズベルト、
 トルーマン、アイゼンハワー、ケネディー、ジョンソン、ニクソン、
 フォード、カーター、レーガン、ブッシュ(父)、クリントン、
 ブッシュ(息子)と、十六人。

◯第二次世界大戦後六十年で、十一人。

◯しかし、米FRB議長は、グリーンスパンまで六人である。

◯ロスチャイルド(初代)は、

  我に、一国の通貨の発行権を与えよ。
  さすれば、その国の法律を誰が作ろうと、それはどうでも良い。

◯と言った趣旨のことを述べたと言う。

◯これは有名な発言であり、

◯「沈黙の兵器」にもそれが引用されてある。

◯そして、米FRB株式の過半は、
 創立のときからロスチャイルドを中核とする国際金融資本の手中に
 握られ続けて居る。

◯米FRB議長は、ロスチャイルドを中核とする国際金融資本の
 エージェントであるに過ぎない。

◯従って、「米国が日本を改造する」、と言うことは、

◯米国を支配して居る、ロスチャイルドを核とする国際金融財閥が
 彼らの思い通りに日本を改造する、

◯ことを意味するのである。

◯大谷和正著「世界を動かすのは誰か」(二〇〇六年一月刊、リフレ出版)
 については、当「時事寸評」(18.1.25)参照。

◯この大谷著は、
 日本の本当の支配者は日銀であり、そしてその日銀は、米FRBの
 指揮下にある。そして敗戦後六十年の日銀の最高支配者は、僅か、
 七、八人である。

◯として居る。

◯この指摘は全くその通り。

◯米国(イルミナティ)の日本占領は、昭和二十七年四月二十八日、
 サンフランシスコ講和条約成立後も、実質的には、継続して居る。

◯としたら、この日本占領軍=日本占領権力は、

◯日本を、どのようなイデオロギー、どのような思想に改造しようとした
 のであろうか。

◯これが、問題であり、
 これが、日本民族にとっての問題の核心ではないのか。

 (了)

 




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