三島由紀夫は亡くなる一ヶ月前、
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平成十八年(二〇〇六年)一月二十七日(金)
◯Will
◯堤堯
◯ここに、「新潮」一九八六年八月号、
三島さんが亡くなる一ヶ月前、ジカに聞いたとして、こんな言葉
◯同じ頃、編集者某が友人から聞いた話として三島は、 ◯三島が昭和天皇を殺したい、と思ったその動機、その背景は、 ◯二・二六事件に対する昭和天皇の言動にあるだろう。 ◯つまり、磯部浅一が三島に憑依した結果であると。
◯磯田光一が、一九八六年八月号の「新潮」でこのように記して居た、 ◯筆者の記憶では、この一件が、他のどこかで論じられたことはない。 ◯孝明天皇はたしかに、岩倉、長州の逆賊集団によって弑逆された。
◯孝明天皇弑逆の実行隊長は、長州の下忍伊藤博文であり、そして ◯その後、日本の内閣総理大臣に四回就任して居る。 ◯「大日本帝国憲法」なるしろものも起草した。 ◯睦仁新天皇も弑逆され、 ◯木戸(桂)=伊藤博文の子分であった大室寅之祐を ◯明治天皇にスリかえた。
◯従って、生涯「明治天皇(=大室寅之祐)」は、長州閥の ◯大正天皇はひかえ目に言っても精神薄弱者である。
◯ところが「昭和天皇」は、明治天皇とも、大正天皇とも完全に ◯二・二六青年将校にはそこのところが分からない。 ◯三島にもそれが見えて居ない。
◯「昭和天皇」には、日本の歴代天皇と、日本の歴史的伝統から、 ◯しかし、その中から一点だけ挙げるとすれば、
◯それは、日本の天皇が、有史以来始めて英国王室に心底親しみ、
◯もちろん、それだからと言って、 ◯昭和天皇は英国王室の表面のごく一部だけを見たに過ぎない。 ◯三島の思想的水準は、日本人なみに恐ろしく低俗である。 ◯従って彼には、物事の本質が全く分からない。 ◯彼の一生は、ヤミクモに右往左往しただけ。 ◯三島は最晩年、ニーチェを読みふけったと言う。
◯シオン長老の議定書は、 (了) [参考文献] (1)太田龍著「血塗られた英国王室」(雷韻出版)
(2)ジョン・ダニエル著「スカーレット・アンド・ザ・ビースト」 (3)ラムゼイ大尉著「無名の戦争」(英文、未邦訳) (4)クヌース著「シティーの帝国」(英文、未邦訳) (5)デーヴィット・アイク著「大いなる秘密」(上下二巻、三交社)
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