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第一千五百九十回 | 過去記事一覧 | 第一千五百五十八回

米国、イスラエルの対イラン戦争を阻止せよ。イスラエルの核兵器を廃棄せしめよ。
との「アメリカン・フリープレス」紙の論評。

公開日時:2006年03月18日 19時54分
更新日時:2008年06月23日 00時45分

平成十八年(二〇〇六年)一月十八日(水)
(第一千五百五十八回)

◯「アメリカン・フリープレス」二〇〇六年一月二十三日号。
 三頁、十二頁。

◯ここに、米国、イスラエルによる対イラン武力攻撃を阻止せよ、
 との記事あり。

◯これは、きわめて重要なので、
 後日、全訳して週刊日本新聞紙上に掲載したい。

◯以下に、その要点を列記する。

 (1)米国では、対イラン戦争への米国民に対する、米政府の大々的な
    洗脳工作が今、開始された。

 (2)M・C・パイパーの記事。
    これは、米国陸軍戦争大学(アーミー・ウォー・カレッジ)が
    最近公表した報告書についての解説である。

 (3)この報告書は、イスラエルの核兵器の廃棄を要求して居ると。

 (4)イランは、イスラエルによるイラン核攻撃に対する抑止力として、
    若干の核兵器を所有せんとして居た。

 (5)イスラエルの核武装が解除され、イスラエルの所有するすべて
    の核兵器が廃棄されれば、イランも核兵器開発を中止し、中東
    は非核化される、と。

 (6)従って、米国の愛国者は、イランに対する米国の戦争を阻止する
    と共に、イスラエルの核武装解除を要求すべきである、と。

◯「アメリカン・フリープレス」のこの主張は全く正しい。

◯当「時事寸評」子もそれを支持する。

◯イスラエルの核武装。

◯この問題は、この五十年来、
 米国政治にとって、最大の熱い争点であり続けて居る。

◯M・C・パイパーは、大著「ケネディ暗殺事件--最終判決」に於て、
 次のように論述して居る。

 (1)一九六一年、J・F・ケネディが米大統領に就任すると、
    ただちにイスラエル政府は、イスラエルの核武装を米国は
    援助せよ、と要求した。

 (2)ケネディ米大統領は、このイスラエル政府の要求を決定的に
    拒否した。

 (3)イスラエル政府は遂に、
    ケネディ米大統領を暗殺せよ、との命令を、自国関係機関に
    指令した。

 (4)イスラエルは、このケネディ暗殺命令実行のために、
    米国、フランス、その他の勢力を巻き込み、

 (5)一九六三年十一月二十二日、この暗殺作戦は成功した。

 (6)もともとシオニストユダヤの系列のジョンソン副大統領が
    米大統領に昇格すると、ただちにジョンソン政権は、イス
    ラエルに対する軍事援助を飛躍的に増加した。

 (7)かくして、イスラエルは中東唯一の核兵器所有国と成る。

◯と言う風に。

◯当時事寸評は既に、
 イスラエル政府が、三月末までに、イランの核施設などへの武力攻撃
 を実施せよ、との命令をイスラエル軍に対して下して居る、と報じた。

◯しかしこれは、イスラエル単独で遂行し得る作戦目標ではないであろう。

◯米英の軍隊が、対イラン戦争に参戦しなければならない。

◯そして、売国奴国賊小泉政權が、
 米英イスラエルと共に、対イラン戦争へと、日本人一億二千万人を
 問答無用で引きずり込むであろうことは、自明である。

 (了)

 



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