Home » 太田龍の時事寸評 » 過去記事一覧 » 第一千一回


ダーウィン進化論は、まるごと、ルシファー主義、サタニズムそのものとしたら、昭和天皇がダーウィン主義者であったとは、何を意味するのか。

公開日時:2004年07月10日 23時22分
更新日時:2008年06月20日 03時29分

平成十六年(二〇〇四年)七月十日(土)
(第一千一回)

◯当「時事寸評」(九九二回、16・7・1)に、「正論」平成十六年八月号、
 渡部昇一論文(ダーウィン進化論と昭和天皇)について、論評した。

◯本編では、この問題についての論評を続ける。

◯前記の問題を評論する場合の必読文献は、

 The Ascendancy of The Scientific Dictatorship: An Examination of
 Epistemic Autocracy, From The 19th to The 21st Century.
 By P.D. Collins 二〇〇四年

◯この著作はダーウィンとその「進化論」について、次のように述べて居る。

 (1)ダーウィン進化論は、ルシファー主義そのものである。ルシファー
    主義とは、言わずと知れた、極悪サタニズムであり、イルミナティ
    フリーメーソンの教義である。

 (2)ダーウィン進化論の母体は、英国王立協会であるが、この英国王立
    協会は完璧なフリーメーソン組織である。

 (3)進化論の最初の提唱者、ダーウィンではなくて、ダーウィンの祖父
    エラスムス・ダーウィン(一七三一 − 一八〇二年)である。
    そしてこのエラスムス・ダーウィンは、フリーメーソン的組織
    「月の協会」の創立者である。

 (4)ダーウィン進化論は、フリーメーソンの仕事である。

 (5)ダーウィン進化論は弱肉強食優勝劣敗、勝者がすべてを取る、
    とのイルミナティイデオロギーそのものである。

◯ここに述べられて居ることはすべて正しい。

◯正しいと言うよりも、むしろ、これは自明のこと。イロハのイ。

◯とすると、
 昭和天皇は、

 (1)明々白々たるルシファー主義者、サタニスト、悪魔主義、イルミナティ
    の一味、と言うことに成る。

 (2)昭和天皇は、断乎たる、確信的な、弱肉強食主義者、優勝劣敗主義者、
    要するに西洋欧米帝国主義イデオロギーの断乎たる支持者であった。
    と成るであろう。

◯渡部昇一は、公々然々と、日本はユダヤ化すべし、と煽動するような人物で
 ある。

◯要するに極悪国賊売国奴学問ドレイの一人。

◯日本民族の最悪の敵である。

◯このような人物がダーウィン主義を宣伝することには、何の不思議もない。

◯しかし、昭和天皇がダーウィン主義者であった、と言うことはどうか。

◯孝明天皇までの歴代日本の天皇は、ダーウィン進化論イデオロギーなどと、
 宣伝し、無縁、であったのではないか。

◯要するに、昭和天皇の思想は、孝明天皇までの日本の皇室の道統と、
 完全に縁が切れて居る、ということではないのか。

 (了)

●【注】

◯昭和初期、西郷隆盛の影響が、未だ或る程度残って居た日本の陸軍の
 一部が、幾度も昭和天皇と激しく衝突したことは、きわめて重要な史実と
 して、再評価されなければならない。

 




Write a comment

  • Required fields are marked with *.

If you have trouble reading the code, click on the code itself to generate a new random code.
 

Home » 太田龍の時事寸評 » 過去記事一覧 » 第一千一回