平成二十一年(二〇〇九年)四月二十二日(水)
(第二千七百六十三回)
〇本日の公開講義は、筆者の病気のため中止した。
〇以下にその講義要旨を転載する。
タワンティンスーユの会(日本)とアンデス文明、タワンティンスーユ文明
の最初の出会いの旅について。その歴史的意味、第二次訪問団以後の展望。
太田龍
一、「タワインティスーユの会」(日本)
第一次コジャスーユ使節団がラパスに到着したちょうどその頃、ペルーでは、
センデロルミノーソが復活して大量の地域住民を殺した。
との報道がなされた。
二、センデロルミノーソとは、太陽の輝ける道と言う意味である。
三、センデロルミノーソは、赤色テロリストと通称された。
四、ワンカール(ラミロ・レイナガ)著「タワインティスーユの闘い-インカの抵抗五百年史」
五、ワンカールは、この赤色テロリストの思想的起源をマリアテギにもとめている。
マリアテギの社会的中心は、クリオージョである。
コミンテルン(共産主義インターナショナル)は、一九二〇年代前後、マリアテギを
コミンテルン、ラテンアメリカ総局の最高指導者として任命した。
六、ラテンアメリカにおける、左翼、共産主義はここから始まる。
七、一九五〇年代、中ソ決裂のあと、ラテンアメリカの共産主義運動にも、毛沢東派が出現した。
つまり、マリアテギの系統から、センドロルミノーソ(赤色テロリスト)が出現したわけである。
八、この共産党左翼、毛沢東派のセンドロルミノーソは、ペルーのアンデス山脈地域、そして
リマ、その他の都市地域で、驚くべき規模でのインディオ原住民に対する大量殺戮を起こした。
九、しかし、更に奇怪な事は、英米を主体とするイルミナティ世界権力が、この毛沢東主義
赤色ロリストのインディオ原住民に対する殺戮を百パーセント支持したことである。
十、センドロルミノーソを一掃した日系人のフジモリ大統領は、禁固二十五年。
十一、二〇〇五年十二月、インディオ出身の大統領エボ・モラレス政権誕生。
十二、二〇〇九年一月モラレス政権によって、新憲法が可決される。
十三、焦点は、スペイン西洋帝国主義に対するインカ五百年史を継続するか、否かと
言うところに存在する。
十四、イルミナティサタニスト世界権力によって支配されている日本のマスコミに
もてはやされている「太田昌国」。
この人物は、スペイン帝国主義による、アンデス文明、500年戦争をスペインの
側から継続することを承認したサタニスト以外のなにものでもない。
《以上》
〇ここでの最大の問題は、日本の左翼である。
〇ラテンアメリカの、北米、中南米、インディオ原住民問題に対するもっとも悪魔的な敵は、
日本の左翼である。
〇一九六〇年代以降、東京外語大学、大阪外語大学、スペイン語学科、及びその学生たち等
から生まれた。
〇太田昌国。
〇この人物は四〇年以上に亘って、
〇ワンカール(ラミロ・レイナガ)を代表とする勢力と、徹底的に敵対している。
〇従って、我々は、「太田昌国」を、
〇改めて全面的、原理的、深刻な全面的思想闘争を開始しなければならない時にある。
〇にもかかわらず、我々は現時点において、スペイン語を理解する研究者の人口を
ほとんど一人も持たないことも、自明の事実である。
〇この問題を解決することなしに、
〇それは、カラ文句に過ぎないだろう。
〇ワンカール(ラミロ・レイナガ)著「タワインティスーユの闘い-インカの抵抗五百年史」
復刻、第二版、二千部を出版して、そのうち三百部をワンカールに贈呈した。
〇そして我々は、この日本語版、復刻第二版を、ボリビア(コジャスーユ)の日本人会
の人々に、贈呈する方針を実行した。
〇現代の日本人は、そして、とりわけ
日本人の左翼、日本人のリベラル派、日本人のグローバルリスト、
〇我々の実行した、この行動について、何一つ理解することは出来ないであろう。
〇我々は、この布石が日本民族の思想と、文化と、精神と、社会システムと、
〇根本的に変革する第一歩となることを、信ずる。
(了)
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