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ヘンリー・メイコウ著「イルミナティ:世界をハイジャックしたカルト」(成甲書房、二〇〇九年五月刊行予定、太田龍監訳、解説)。

公開日時:2009年04月14日 23時44分
更新日時:2009年04月14日 23時46分

平成二十一年(二〇〇九年)四月十三日(月)
(第二千七百五十六回)

〇ヘンリー・メイコウ著「イルミナティ:世界をハイジャックしたカルト」
 成甲書房、平成二十一年五月刊。太田龍監訳、解説。

〇ヘンリー・メイコウは、カナダ在住の同化主義的ユダヤ人として育った、
 と言う。

〇およそ、現代ユダヤ人にとっては、三つの立場が可能である。

 (1)自分が住んでいる、社会、民族、国家、文化、宗教などに同化すること。

 (2)イエス・キリストを信ずること。

 (3)同化主義を拒否し、同化しないことを主義とする。ここで、同化しない
    ということは、必然的に、タルムード主義、カバラ主義、という立場を
    とることを意味する。

〇このような同化主義者として出発したヘンリー・メイコウは、イルミナティの
 謀略としてのフェミニズムのペテンに取り込まれた。

〇ヘンリー・メイコウが、反イルミナティのウエブサイトを立ち上げて、ほぼ、毎週一回
 投稿しはじめたのは、当「時事寸評」子の記憶では、二〇〇〇年代初頭のことである。

〇したがって、合計四百ないし、四百数十回の反イルミナティのニューズレターが、
 無料で公開されている。

〇本書「イルミナティ:世界をハイジャックしたカルト」(二〇〇八年)には、
 四〇ないし、五〇回分が収録されている。

〇なお、「イルミナティとフェミニズム」(二〇〇七年)にも、
 四〇ないし、五〇回分が収められている。

〇最初の段階で、「シオン長老の議定書」の研究、調査に集中した。

〇「シオン長老の議定書」は、二〇世紀初頭ロシア官憲によって暴露されたのち、
 一九一一年、ロシア共産革命が開始されると、

〇それは、偽書か、真書か、

〇しかし、そんなことはどうでもいいお話しである。

〇本当の問題はその著者、その後援者、その講師、それは誰かということで、

〇今日に至るまで、多くの人々がその候補者として指名された。

〇しかし、それらの候補者は、全世界の人々を満足させることは出来なかった。

〇メイコウはこの問題に、ズバリとした回答を与えた。

〇メイコウの見方は以下の通り、
 まず第一に、「シオン長老の議定書」の後援者は、ロスチャイルド家の一員でなけ
 ればならない。

 第二、彼は英国ロスチャイルド家第二代ライオネル・ロスチャイルドでなければ
 ならない。

〇英国ロスチャイルド家は、十八世紀末英国に上陸した。

〇ライオネル・ロスチャイルドは、十九世紀初めに生まれ、一八七〇年代まで現役で
 活動した。

〇事実上、ライオネル・ロスチャイルドは、イルミナティの最高首脳だったのである。

〇ヘンリー・メイコウが明記した定義によれば、

〇「シオン長老」とはイルミナティの奥の院のことである。
 イルミナティは、特定の任務をエージェントに委認する。
 イルミナティは、無数の走狗を使い捨てのコマとして利用する。
 最後は四番目のゴイムである。
 ゴイムとは羊人間であり、家畜人間である。
 これがイルミナティの、支配構造である。

 (了) 

 




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