日本人から「ニューワールドオーダー」ではなくて、「世界維新」という発想が生まれる理由について。

平成二十一年（二〇〇九年）三月二十三日（月）
（第二千七百三十四回）

〇坂元邁さんには、「世界維新」と言う著作がある。

〇坂元さんにはまた、「地球維新」と言う著作もある。

〇小笠原孝次先生には、「世界維新への進発」と言う著作がある。

〇しかし、「ニューワールドオーダー」と言う著作を出版した人は存在しない。

〇これは偶然であろうか。

〇いやそんなことはない。

〇日本人は、

〇明治維新を成し遂げた、
　今度は「世界維新」だ。

〇と言うわけである。

〇坂元さんの考えによれば、

〇「世界維新」とは、現世界の政権を天に奉還することである。

〇奉還さるべき天朝とは何か、

〇天朝とはお天道様のことである。

〇お天道様は、公平に全世界全宇宙を照らしている。
　太陽の光は全世界をあまねく照らしている。

〇そういうイメージである。

〇「ニューワールドオーダー」とは何か、
　それはピラミッドである。
　頂点がいっさいの富と権力と情報を独占する。

〇それ以外は完ぺきな魂のない奴隷。

〇これがニューワールドオーダーの本質である。

（了）