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フルフォード曰く、私はイルミナティのエージェントではない、と。
時事寸評曰く、フルフォードはイルミナティの「走狗」であると。
「走狗」はエージェントではない。

公開日時:2009年02月08日 23時15分
更新日時:2009年02月08日 23時19分

平成二十一年(二〇〇九年)二月八日(日)
(第二千六百九十二回)

〇二月六日の記事で、ベンジャミン・フルフォードが、

〇太田龍はベンジャミン・フルフォードはイルミナティのエージェントである、
 と言い始めた。

〇私(フルフォード)はイルミナティのエージェントではない、と反論した。

〇そこで、このフルフォード反論について、ごく限定的に検証していく。

〇私(太田)は、
 フルフォードは、イルミナティの走狗として踊らされている、と述べたのであって、
 イルミナティのエージェントである、とは述べてはいない。

〇「走狗」とは中国由来の用語である。

〇狡兎死して走狗煮らる、と言う。

〇兎狩りに利用された犬は、兎を捕殺されたあと、その犬も煮られて食べられ
 てしまった、と。

〇こうゆう風に使用する。

〇これが「走狗」である。

〇「エージェント」は、「走狗」とは格が違う。

〇エージェントはイルミナティの陣営にあり、イルミナティの代理人として
 行動する。

〇「走狗」はエージェントに使用される側にあるだろう。

〇私(太田)が、ユダヤ人であるフルフォードを問題とするのは、まず第一に、
 パレスチナ/イスラエル問題についての彼の立場である。

〇いかなるユダヤ人も、パレスチナ/イスラエル問題について「我れ関せず」、
 と言うことは出来ない。

〇ユダヤ人の中にはシオニズム、シオニストと対決する多くの勇気ある人々が存在する。

〇このようなアイデンティティーの明確な反シオニストユダヤ人と、

〇ベンジャミン・フルフォードとを、

〇まず、比較対照しなければならない。

〇フルフォードはこの一月早々、
 「ハマスはモサドの一部である」と公言した。

〇私(太田)は、フルフォードに対して、ハマスがモサドの一部であると言うのなら、
 その証拠を提出するように要求している。

〇ハマスは、パレスチナ人民の選挙によって選出された唯一の正統パレスチナ人民
 の政府である。

〇これに反し、アラファト死後の現在のファタハの政府なるものは正統性を有しない
 のみならず、イスラエルの協力者である、と批判されることもある。

〇さらに、正統派ユダヤ教徒(ネトウレイ・カルタ)は、シオニストによって作ら
 れた現在のシオニスト国家を認めない。

〇日本を占領し、支配して居るイルミナティは、日本人がこのようなシオニズムと
 対決するユダヤ人の存在を知ることを欲しない。

〇つまり、本物の反シオニストユダヤ人の存在を日本人から隠蔽するために、フル
 フォードは、そのためにイルミナティの走狗として利用されている人物なのである。

 (了)
 

【参考資料】

◎ノーマン・フィンケルシュタイン著、立木勝翻訳

 「ホロコースト産業-同胞の苦しみを『売り物』にするユダヤ人エリートたち」
 三交社 (2004/12)

 「イスラエル擁護論批判-反ユダヤ主義の悪用と歴史の冒涜」
 三交社 (2007/03)


◎マイケル・ホフマン、モーシェ リーバーマン共著
 「パレスチナ大虐殺(ホロコースト) 」
 成甲書房 (2003/03) 

 




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