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ベンジャミン・フルフォードは、殆んど無知にひとしい分際で、アイクに対してエラそうな大口をたたく。
そんな恥しい話しは、通用しないのではないか。

公開日時:2008年12月29日 22時43分
更新日時:2009年02月08日 20時29分

平成二十年(二〇〇八年)十二月二十九日(月)
(第二千六百五十一回)

〇ベンジャミン・フルフォードが、9・11事件の陰謀研究を通じて、いはゆる
コンスピラシーセオリー陣営に入ったのは、三年前のことか四年前のことか。

〇正確には記憶していない。

〇二〇〇一年九月十一日事件から約七年余。

〇ベンジャミン・フルフォードが9・11事件の陰謀に気付いたのが
二〇〇四年のことか二〇〇五年のことか。

〇いずれにしても、三、四年の研究のあとに、彼は、その陰謀論研究の総決算
のようなものとして、最近、

〇講談社から「世界と日本の絶対支配者ルシフェリアン」
と言う本を出した。

〇講談社は、大々的にこのフルフォードの近著を宣伝中である。

〇そこで、今日(12/29)、それを一読した。

〇通読するのに三十分もかからない。

〇私にとって、目新しい話はゼロである。

〇ここでは、

〇ベンジャミン・フルフォードの、

〇デーヴィッド・アイクについての記述を取り上げることにする。

〇この本の記述では、フルフォードが、アイクのどの本をどのように読んだのか
示されていない。

〇それとも全く読んでいないのか、それもあり得ないことでもないだろう。

〇いずれにしても、彼のこの本の中にアイクからの引用は明示されていない。

〇つまり、取り上げ方が、極度に「軽い」のである。

〇本書では、フルフォードは、「ルシフェリアン」なるものを持ち出す。

〇それは、ユダヤ・キリスト教世界では、周知のお話である。

〇それをテーマとした西洋でもっとも有名な文学作品は、
ミルトンの「失楽園」である。

〇天上界で、

〇天使団の三分の一を率いたルシファーが神に対して、反逆、反乱し、

〇大戦争のあと、ルシファーは敗れた。

〇それから色々あって、ルシファーは、蛇に化けてアダムとイブを誘惑した、
そして......と。

〇これは、歴史的事実なのか。
それともそれは作り話なのか。

〇ルシファーは肉体を持った存在なのか、それともルシファーは、単なる霊的又は、
幻想的存在なのか。

〇旧約聖書の創世記のタネ本は、シュメール粘土版文書であること。

〇これは、確立された事実である。

〇そもそも、六千年前に遡るとされるシュメール文明とは何者なのか。

〇「エノク書」は、どう解釈するのだろうか。

〇私から見れば、フルフォードは、こうした尨大な問題について、殆んど何も知らない
にひとしい。

〇こんな程度のレベルで、
このひとは、アイクについて、エラそうな口を聞ける立場なのだろうか。

〇とりあえずここでは、第一の矢を放つことにする。

(了)

 




高天原の民
Posts: 2
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よくぞ書いてくださいました…
Reply #2 on : 2008/12/30 14:57:51
私は以前から、古歩道をウサんくさい人物だと思ってました。
なぜ陰謀系の人々がそれほどにまで彼を持ち上げるのか。
サッパリ分からないまま、苛立つ日々が続いていました。
無知な私でさえ、これだけは言える。
アイクと古歩道では、あらゆる面で格が違う。
今日の時事寸評で溜飲が下がりました。
ありがとう、太田先生。
Thought Of Spirit
Posts: 2
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相手にしたら駄目です。
Reply #1 on : 2008/12/30 01:32:37
 今晩は。お疲れ様です。先生、相手にしたら駄目ですよ。そもそもアイクさんと比べること自体間違っています。基本的に殆どの人達はイルミナティに踊らされていることすら気付いてないのですから。私から見るとフルフォード氏はある意味タレントですね。ですが入り口としてはいんじゃないでしょうか?そこからアイクさんや先生の領域まで入ってこれたら上々だと思います。私は最初の入り口がDr.コールマンだった為現在ではアイクさんを理解することができるようになりました。フルフォード氏はただのジャーナリストです。アイクさんや先生の領域に至るには情報や知識を取得すると言うのではなく精神の解放が伴うことです。物質世界からの飛躍がなければ理解することなんてできません。まさかそんなことが必要だなて誰も思いませんよ。シンクロニシティやシンパシィーが覚醒の鍵ではないかと私は思うのですがいかがなものでしょうか?私のような若造がごたくを並べてどうもすいませんでした。不快に感じられたのならばどうかお許しください。では失礼致します。良いお年を!!!!!

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