平成二十年(二〇〇八年)十二月二十九日(月)
(第二千六百五十一回)
〇ベンジャミン・フルフォードが、9・11事件の陰謀研究を通じて、いはゆる
コンスピラシーセオリー陣営に入ったのは、三年前のことか四年前のことか。
〇正確には記憶していない。
〇二〇〇一年九月十一日事件から約七年余。
〇ベンジャミン・フルフォードが9・11事件の陰謀に気付いたのが
二〇〇四年のことか二〇〇五年のことか。
〇いずれにしても、三、四年の研究のあとに、彼は、その陰謀論研究の総決算
のようなものとして、最近、
〇講談社から「世界と日本の絶対支配者ルシフェリアン」
と言う本を出した。
〇講談社は、大々的にこのフルフォードの近著を宣伝中である。
〇そこで、今日(12/29)、それを一読した。
〇通読するのに三十分もかからない。
〇私にとって、目新しい話はゼロである。
〇ここでは、
〇ベンジャミン・フルフォードの、
〇デーヴィッド・アイクについての記述を取り上げることにする。
〇この本の記述では、フルフォードが、アイクのどの本をどのように読んだのか
示されていない。
〇それとも全く読んでいないのか、それもあり得ないことでもないだろう。
〇いずれにしても、彼のこの本の中にアイクからの引用は明示されていない。
〇つまり、取り上げ方が、極度に「軽い」のである。
〇本書では、フルフォードは、「ルシフェリアン」なるものを持ち出す。
〇それは、ユダヤ・キリスト教世界では、周知のお話である。
〇それをテーマとした西洋でもっとも有名な文学作品は、
ミルトンの「失楽園」である。
〇天上界で、
〇天使団の三分の一を率いたルシファーが神に対して、反逆、反乱し、
〇大戦争のあと、ルシファーは敗れた。
〇それから色々あって、ルシファーは、蛇に化けてアダムとイブを誘惑した、
そして......と。
〇これは、歴史的事実なのか。
それともそれは作り話なのか。
〇ルシファーは肉体を持った存在なのか、それともルシファーは、単なる霊的又は、
幻想的存在なのか。
〇旧約聖書の創世記のタネ本は、シュメール粘土版文書であること。
〇これは、確立された事実である。
〇そもそも、六千年前に遡るとされるシュメール文明とは何者なのか。
〇「エノク書」は、どう解釈するのだろうか。
〇私から見れば、フルフォードは、こうした尨大な問題について、殆んど何も知らない
にひとしい。
〇こんな程度のレベルで、
このひとは、アイクについて、エラそうな口を聞ける立場なのだろうか。
〇とりあえずここでは、第一の矢を放つことにする。
(了)
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Reply #2 on : 2008/12/30 14:57:51
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Reply #1 on : 2008/12/30 01:32:37
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