平成二十年(二〇〇八年)十二月十一日(木)
(第二千六百三十三回)
◯「アメリカン・フリープレス」二〇〇八年十二月八、十五日合併号。十八頁。
パット・シャナン
◯この記事は、ロシアの政治学者イゴール・パナーリンによる米国の未来、
についての予測である。
◯パナーリンの予測を要約する。
米国は、六つの部分に分割されるであろう。即ち、
(1)太平洋岸
(2)南部
(3)テキサス
(4)大西洋岸
(5)中部
(6)北部
◯ロシアは、アラスカの返還を要求する。
◯米国経済は既に崩壊しつつある、と。
◯世界経済に於けるアメリカの役割を引き継ぐのは、中国とロシアである、と。
◯パナーリンは、ロシア外務省直属の国際関係アカデミーの教授。
◯パナーリン教授の説は、大方、ロシアの現政府の見方に等しいであろう。
◯もしも、ロシアと中共が、協調し得るならば、パナーリン教授の予測は、
実現するかもしれない。
◯パナーリン教授は、
オバマ政権は奇跡を起こすことはないだろう、と言う。
◯W・G・タープレイ著「オバマ、危険な正体」には、
オバマの背後にあってオバマを操っているブレジンスキーは、
中国をロシアと衝突せざるを得ない状況に追い込んで行く、と。
◯二〇〇八年十二月五日のヘンリー・メイコウのニューズレターは、
一九六九年三月二十日のリチャード・デイ博士(一九〇五〜一九八九年)の
講演を引用して居る。
◯デイ博士はイルミナティのインサイダーの一人であり、一九六九年のこの講演は、
イルミナティのアジェンダの告知である、と。
◯この時点で、デイ博士は、
(1)アメリカは非工業化される。
(2)アメリカは世界農業の中心として維持され、
(3)ハイテクも、
(4)通信産業も、
(5)教育も、残される。
と、述べている。
◯つまり、「中国」の動向が、ロシアの運命を決する。
◯ひいては、全世界の運命をも決する。
ということであろう。
(了)
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