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ロシア政府を代弁する政治学者
イゴール・パナーリン教授の世界情勢の展望

公開日時:2008年12月11日 22時44分
更新日時:2009年02月08日 20時50分

平成二十年(二〇〇八年)十二月十一日(木)
(第二千六百三十三回)

◯「アメリカン・フリープレス」二〇〇八年十二月八、十五日合併号。十八頁。
 パット・シャナン

◯この記事は、ロシアの政治学者イゴール・パナーリンによる米国の未来、
 についての予測である。

◯パナーリンの予測を要約する。
 米国は、六つの部分に分割されるであろう。即ち、

 (1)太平洋岸
 (2)南部
 (3)テキサス
 (4)大西洋岸
 (5)中部
 (6)北部

◯ロシアは、アラスカの返還を要求する。

◯米国経済は既に崩壊しつつある、と。

◯世界経済に於けるアメリカの役割を引き継ぐのは、中国とロシアである、と。

◯パナーリンは、ロシア外務省直属の国際関係アカデミーの教授。

◯パナーリン教授の説は、大方、ロシアの現政府の見方に等しいであろう。

◯もしも、ロシアと中共が、協調し得るならば、パナーリン教授の予測は、
 実現するかもしれない。

◯パナーリン教授は、
 オバマ政権は奇跡を起こすことはないだろう、と言う。

◯W・G・タープレイ著「オバマ、危険な正体」には、
 オバマの背後にあってオバマを操っているブレジンスキーは、
 中国をロシアと衝突せざるを得ない状況に追い込んで行く、と。

◯二〇〇八年十二月五日のヘンリー・メイコウのニューズレターは、
 一九六九年三月二十日のリチャード・デイ博士(一九〇五〜一九八九年)の
 講演を引用して居る。

◯デイ博士はイルミナティのインサイダーの一人であり、一九六九年のこの講演は、
 イルミナティのアジェンダの告知である、と。

◯この時点で、デイ博士は、

 (1)アメリカは非工業化される。
 (2)アメリカは世界農業の中心として維持され、
 (3)ハイテクも、
 (4)通信産業も、
 (5)教育も、残される。

 と、述べている。

◯つまり、「中国」の動向が、ロシアの運命を決する。

◯ひいては、全世界の運命をも決する。
 ということであろう。

(了)

 




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