Home » 太田龍の時事寸評 » 第二千六百二十七回


コリンズ兄弟(?)の、
「科学的独裁体制の出現(十九世紀〜二十一世紀)」
(増補第二版、二〇〇六年、未邦訳)

公開日時:2008年12月05日 22時44分
更新日時:2009年02月08日 20時55分

平成二十年(二〇〇八年)十二月五日(金)
(第二千六百二十七回)

◯「科学的独裁体制の出現」(未邦訳)。

◯この本は、米国のコリンズ(兄弟か)と言う、
 未だ若い(であろう)二人の著者による著作である。

◯初版は二百数十頁。

◯このほど、二〇〇六年に、増補第二版(四百数十頁)が出て居たことに
 気付いて、これを取り寄せた。

◯欧米の反陰謀論陣営で、「科学全体」を本格的に取り上げる
 研究者は、ごく少ない。

◯「デーヴィッド・アイク」(『ロボットの反乱』など)
 そして、「コリンズ兄弟」ぐらいである。

◯コリンズ兄弟も、「ダーウィン進化論」を
 イルミナティによる科学的独裁体制樹立における、
 もっとも重要な陰謀として重視する。

◯西洋科学に対する本格的批判については、

  (1)胡蘭成著「自然学」
  (2)胡蘭成著「日本及び日本人に寄せる」
  (3)坂元邁著(六点、いずれも絶版、コピー本あり)

 以上が、必読書である。

◯なお、「ダーウィン進化論」がイルミナティの陰謀の
 重要な土台とされていることについては、

◯「シオン長老の議定書」を参照のこと。

◯イルミナティの陰謀の重要な領域として「近代科学」が設定されたこと。

◯その原点は、十六世紀英国エリザベス女王時代。
 このことについては、マイケル・ホフマンの著作が必読である。

◯ベーコンのあと、

◯クロムウェル革命、名誉革命。

◯そのあと、近代西洋科学界の最高指令部としての
 英国王立協会(日本は、英国学士院と訳す)が登場する。

◯しかし、その創立メンバーは、圧倒的に「フリーメーソン」である。

◯このことは、「エデンの神々」(未邦訳)参照。

◯ユダヤフリーメーソンイルミナティの世界支配の陰謀に於ける、
 こうした近代科学の「イルミナティ性」について、
 日本人は、今日に至るまで、なにも知らない。

◯なんとかしなければならないと、筆者は、
 この三十年来、努力して居るが、遅々として進まない。

◯進藤義晴先生の「冷え取り医療」については、
 六月の日本義塾公開講義テープ参照。

(了)


【参照】

◎The Ascendancy of the Scientific Dictatorship:
 An Examination of Epistemic Autocracy, From the 19th to the 21st Century

 by Paul Collins, Phillip Collins
 474頁 (June 23, 2006)

◎The Gods of Eden
 by William Bramley
 512 頁(1993,03)

◎マイケル・ホフマン著、
 「フリーメーソン の操心術」青弓社刊、1996年、絶版
 (英文原題は『秘密結社の心理戦争 Secret societies and psychological warfare』)

 




Write a comment

  • Required fields are marked with *.

If you have trouble reading the code, click on the code itself to generate a new random code.
 

Home » 太田龍の時事寸評 » 第二千六百二十七回