平成二十年(二〇〇八年)十二月五日(金)
(第二千六百二十七回)
◯「科学的独裁体制の出現」(未邦訳)。
◯この本は、米国のコリンズ(兄弟か)と言う、
未だ若い(であろう)二人の著者による著作である。
◯初版は二百数十頁。
◯このほど、二〇〇六年に、増補第二版(四百数十頁)が出て居たことに
気付いて、これを取り寄せた。
◯欧米の反陰謀論陣営で、「科学全体」を本格的に取り上げる
研究者は、ごく少ない。
◯「デーヴィッド・アイク」(『ロボットの反乱』など)
そして、「コリンズ兄弟」ぐらいである。
◯コリンズ兄弟も、「ダーウィン進化論」を
イルミナティによる科学的独裁体制樹立における、
もっとも重要な陰謀として重視する。
◯西洋科学に対する本格的批判については、
(1)胡蘭成著「自然学」
(2)胡蘭成著「日本及び日本人に寄せる」
(3)坂元邁著(六点、いずれも絶版、コピー本あり)
以上が、必読書である。
◯なお、「ダーウィン進化論」がイルミナティの陰謀の
重要な土台とされていることについては、
◯「シオン長老の議定書」を参照のこと。
◯イルミナティの陰謀の重要な領域として「近代科学」が設定されたこと。
◯その原点は、十六世紀英国エリザベス女王時代。
このことについては、マイケル・ホフマンの著作が必読である。
◯ベーコンのあと、
◯クロムウェル革命、名誉革命。
◯そのあと、近代西洋科学界の最高指令部としての
英国王立協会(日本は、英国学士院と訳す)が登場する。
◯しかし、その創立メンバーは、圧倒的に「フリーメーソン」である。
◯このことは、「エデンの神々」(未邦訳)参照。
◯ユダヤフリーメーソンイルミナティの世界支配の陰謀に於ける、
こうした近代科学の「イルミナティ性」について、
日本人は、今日に至るまで、なにも知らない。
◯なんとかしなければならないと、筆者は、
この三十年来、努力して居るが、遅々として進まない。
◯進藤義晴先生の「冷え取り医療」については、
六月の日本義塾公開講義テープ参照。
(了)
【参照】
◎The Ascendancy of the Scientific Dictatorship:
An Examination of Epistemic Autocracy, From the 19th to the 21st Century
by Paul Collins, Phillip Collins
474頁 (June 23, 2006)
◎The Gods of Eden
by William Bramley
512 頁(1993,03)
◎マイケル・ホフマン著、
「フリーメーソン の操心術」青弓社刊、1996年、絶版
(英文原題は『秘密結社の心理戦争 Secret societies and psychological warfare』)
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