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日本民族有志必読の書、
ヘンリー・メイコウの新著。
「イルミナティ——世界をハイジャックしたカルト」(二〇〇八年)

公開日時:2008年12月04日 00時12分
更新日時:2009年02月08日 20時57分

平成二十年(二〇〇八年)十二月三日(水)
(第二千六百二十五回)


◯ヘンリー・メイコウ著
 「イルミナティ——世界をハイジャックしたカルト」
 二〇〇八年
 Illuminati
 The Cult that Hijacked the World
 by Henry Makow Ph.D.
 二百三十頁

◯本書は、イルミナティの陰謀の存在に目覚めた
 ヘンリー・メイコウ(カナダ在住のユダヤ人学者)が
 その研究の成果を、二〇〇〇年代初め以来、自分のホームページ(無料)に
 ほぼ毎週、記事を投稿した、ざっと合計三百篇か、のうち約五十篇を選んで、
 自費出版したものである。

◯年齢は五十才代、

◯ユダヤ人、と言うことでは、
 日本在住のユダヤ人、ベンジャミン・フルフォード、
 と、類似性がある。

◯しかし、この二人のユダヤ人の思想的水準は大いに異なる。

◯その相異点を比較研究、検討することは価値があるだろう。

◯まず、シオン長老の議定書(プロトコール)に対する態度である。

◯ヘンリー・メイコウは、
 シオン長老の議定書の偽書説を否定する。
 つまり、これは本物であると。

◯本書の巻頭は、「プロトコール(議定書)」第十一章から引用される。

 〝ゴイムは羊の群れである。そして我々は彼らを狙う狼である。
  狼が羊の群れを襲うとき、どうなるか。あなたは知っているであろう〟と

◯ヘンリー・メイコウの約三百篇の論評の中で、シオン長老の議定書について、
 三十篇くらいはあるのではなかろうか。

◯メイコウは徹底的にこれを研究し、
 この文書の本当の著者は、
 ロスチャイルド家の一人であるとする。

◯そして、もっともありそうな著者は、
 ロンドン・ロスチャイルド家の二代目、と推定する。

◯それでは、ベンジャミン・フルフォードは、この問題に
 どのように対処しているか。

◯筆者は、今のところ、詳しく調べていない。
 読者有志に調査の協力を要請したい。

◯このひとが、
 シオン長老の議定書偽書説を宣伝しているようであれば、

◯このひとが、
 れっきとした「イルミナティの走狗」の一匹、であることは自明である。

◯しかし、この問題は今後調査する必要があるだろう。

◯本書は、日本民族有志にとって、
 緊急に読むべき必読の書の一冊である。

◯日本語版の出版が期待される。

◯但し、本書には種々な欠陥と限界もある。

◯ちなみに、このひとが、どのようにして、
 ユダヤ人でありながら、
 イルミナティの陰謀に気付き、それを告発し、警告するようになったか。

◯それは「フェミニズム」がイルミナティの陰謀であることを
 発見したことであるという。
 "Cruel Hoax: Feminism and the New World Order (2007)"

(了)


【注】

◎メイコウの本書
 "Illuminati: The Cult that Hijacked the World"
 日本義塾出版部でも取り扱います。三千円プラス送料
 但し、時間が若干かかります。

 




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