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ムンバイ事件についてのWMRニューズレター
(二〇〇八年十一月二十七、二十八、二十九、三十日)の見方。
そしてそこから、タープレイのオバマ論。
そして……

公開日時:2008年12月02日 00時44分
更新日時:2009年02月08日 20時59分

平成二十年(二〇〇八年)十二月一日(月)
(第二千六百二十三回)


◯WMR(Wayne Madsen Report)
 二〇〇八年十一月二十七、二十八、二十九、三十日。
 このニューズレターは、最近、ムンバイで発生した
 大規模なテロリストの攻撃について報道している。

◯WMRは大略、次のようにこの事件を分析する。

 (1)この事件には、米CIAアセットが関与している。
 (2)この事件の背後に、BJP(インドのインドヒンドゥ原理主義的
    ジャナタ党=人民党)が潜んでいる。
 (3)BJPは、このイスラム原理主義テロリストの攻撃によって
    インド国民会議政府に打撃を与えることを狙っている、と。

◯WMRによれば、

 (1)米CIA
 (2)パキスタン政府諜報機関
 (3)BJP(インドヒンドゥ原理主義党)の諜報機関
 (4)イスラエル諜報機関
 (5)インド(国民会議派)政府
 など

◯これだけの諜報機関が今回のムンバイ事件に関与している。

◯そして、パキスタン、ミャンマー、ネパール、タイの一連の紛争が連鎖している、と。

◯WMRは、ここでは言及していないが、
 にも拘わらず、我々はここで、
 W・G・タープレイの「オバマ、危険な正体」(成甲書房二〇〇八年十一月二十八日刊)
 を研究する必要がある。

◯W・G・タープレイは、
 オバマは、ブレジンスキーの傀儡である、と。

◯「ブレジンスキー」は、三極委員会(TC)である。

◯ブレジンスキーは、一九七三年、デーヴィッド・ロックフェラーと共に
 三極委員会(TC)を創設した。

◯以後、三十五年間、
 ブレジンスキーは、デーヴィッド・ロックフェラーの直属の部下として、
 三極委員会(TC)の最高首脳の役割を果たして来た。

◯三極委員会とは何か。

◯その真の姿は、コールマン著『三百人委員会」(日本語版、成甲書房上下二巻)
 を深く研究しないことにはわからない。

◯三百人委員会は、
 オバマを使って、
 米国軍をして、
 パキスタンに攻撃を集中し、
 パキスタンの国土を三つ、四つ……と、四分五裂させるつもりである。

◯しかし、パキスタンの分断解体は、イルミナティ三百人委員会
 世界権力にとって、過渡的戦略目標である。

◯これは、イルミナティ世界権力の中共工作の一環である。

◯つまり、中共を弱体化、孤立化させて、以て
 中共をロシアとの戦争に誘導するのである。

◯このように、今回のムンバイ事件を読み取るべきである。

(了)

 




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