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タープレイの「オバマ、危険な正体」(成甲書房)が出版された。
これこそ、必読の書であるということ。

公開日時:2008年11月29日 23時50分
更新日時:2009年02月08日 21時00分

平成二十年(二〇〇八年)十一月二十九日(土)
(第二千六百二十一回)


◯ウェブスター・タープレイの「オバマ、危険な正体」(英語原著は、
『オバマ―ポストモダンクーデター』)が、十一月二十八日、
出版(配本)された。

◯東京では既に書店に出て居る。

◯東京から遠い地方では、十二月一日か二日。

◯このタープレイの本は、オバマについての日本のマスコミ上、その他の
すべての言説の水準の、はるか上に位置する。

◯タープレイは、この本のあと、二〇〇八年九月に
「オバマ―非公認伝記」(第一版、大判四百三十頁)を出した。

◯そして、二〇〇八年十一月末〜十二月上旬、増補第二版(大判、五百九十五頁)が、
まもなく出版される予定である。

◯この本も、既に、或る出版社が日本語版の版権を取得していると聞いており、
その内、上梓の運びとなるであろう。

◯ウェブスター・タープレイは、筆者の見るところ、
現代アメリカで、もっとも優れた政治批評家(クリティーク)兼ジャーナリスト
である。

◯筆者は、一九九五年以降、ラルーシュの「EIR」誌を通じて、
タープレイについて熟知しているが、

◯二〇〇八年一月以後、「オバマ現象」に対する評価と分析では、タープレイは
ラルーシュを抜き去った。

◯タープレイはラルーシュを超えた、のである。

◯今のところ、全アメリカで、彼に匹敵する政治クリティークは存在しない。

◯筆者は、このような認識に基づき、
今、タープレイを日本民族有志に紹介することに、
精力を集中しつつある。

◯いずれ、時機が来れば、彼の日本講演招待も必要となるであろう。

◯ブレジンスキーは、「中国をシベリアに侵攻させることで、中露の大戦争を
引き起こし、その結果として、両国を消滅させ、最終的には世界のアングロ・
アメリカン支配を持続させようと目論んでいる。
オバマの救世主的、啓発的なメッセージの裏には、こうした思惑が隠されているのだ」
(前掲書、百三十頁)

◯タープレイの著作を出版している「プログレッシブ・プレス」社は、

◯「太田さん、ブリテンの諜報機関による、対日本謀略工作の歴史の本を
英語で書いてください。我々は是非それをアメリカで出版したい。」
と言って来ている。

◯このような申し出は、タープレイサイドの高度なセンスを実証する。

◯日本民族有志にとって、タープレイのこの本は必読である。

(了)

 




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