平成二十年(二〇〇八年)十一月十三日(木)
(第二千六百五回)
◯サヴィトリ・デヴィの著作「インピーチメント・オブ・マン(人類を弾劾する)」は、
第二次世界大戦直後の一九四五、六年に執筆されたが、それが出版されたのは、
一九五九年(カルカッタ)である。
◯日本中に、そして世界中にゴマンとうごめいている、イルミナティサタニスト
世界権力のイヌ、走狗としての売文業者、毒文業者とは、
◯二十世紀最高の思想家であるかも知れないサヴィトリ・デヴィの著作は、本質的、
根本的に異質である。
◯サヴィトリ・デヴィの思想によれば、
◯「現代」は、約六千年前から始まる。
◯そしてこの「現代」は、ヒンドゥーの循環歴史観では、暗黒時代、"真実"が欠如
している時代、偽の時代、カリユーガの時代、ニセモノの時代である。
◯この暗黒時代には、三つのタイプの人間が存在する、
第一は、時代に迎合し、時代に順応する人間。
第二は、時代を超越して生きる人間。
第三は、時代の流れと戦っている人間。
この暗黒時代を、終わらせるために生きる人間。
この暗黒時代を真実の時代に移行させるために生きる人間、と。
◯暗黒時代に生きる人間の殆どすべては、第一のタイプである。
暗黒時代に迎合し、暗黒時代に順応する人間である。
◯サヴィトリ・デヴィが前出の著作「人類を弾劾する」の中に言う「人類」とは、
「暗黒時代に迎合して生きる人間」のことを意味する。
◯そのような人間を、サヴィトリ・デヴィは弾劾するわけである。
◯暗黒時代に迎合し、それに順応して、生きる人間のイデオロギー、彼らのドグマ、
彼らのクレド(教條、信條)は、「人間中心主義(ヒューマン・セントリズム)」
である。
◯ヒューマン・セントリズム(人間中心主義)の反対は、
サヴィトリ・デヴィによれば、「ライフ・セントリズム(生命中心主義)」である。
◯奇しくも、タワインティスーユの一つ、コジャスーユ(ボリビア)のワンカール
(ラミロ・レイナガ)も全く同じことを主張する。
◯この場合の「ライフ(生命)」は、大宇宙であり、
◯「宇宙生命体」を意味する。
◯全宇宙を一つの生命体、と見るのである。
◯筆者(太田)は、四十年以上に亘って、サヴィトリ・デヴィのこのような世界観と
同じ方向に向かって、進化し続けて来た。
◯これは、暗黒時代としての現代に逆らってすすむこと、そのような現代と戦って
生きること、そのような暗黒時代を、真実の時代へ移行させるために生きること
を意味する。
◯サヴィトリ・デヴィは、ヒットラーを暗黒時代=現代と言う時代と戦って生きる人間、
そしてこの時代に敗れた人間の典型、と定義し、確定する。
◯ここに、当然のことながら、意識を集中すべきであろう。
(了)
【案内】
【日本義塾十一月公開講義】
◎日 時 十一月二十六日(水曜)
午後六時半~九時(六時開場)
◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール
(四階B会議室のトナリの部屋)
◎講 師 太田 龍
◎演 題 二十世紀世界最高の思想家であるかも知れない、
サヴィトリ・デヴィ(一九〇五~一九八二年)。
サヴィトリ・デヴィと現代。
◎資料代 千円
◎予約申し込み、問い合わせは日本義塾出版部へ
電話、はがきで、eメール、申し込みフォームにて。
◆会場案内 文京シビックセンター
▽東京メトロ丸ノ内線 後楽園駅 >>> 4bまたは5番出口【徒歩3分】
▽東京メトロ南北線 後楽園駅 >>> 5番出口【徒歩3分】
▽都営地下鉄三田線 春日駅
▽都営地下鉄大江戸線 春日駅(文京シビックセンター前)
>>> 文京シビックセンター連絡通路【徒歩3分】
▽jr中央・総武線水道橋駅 >>> 【徒歩8分】
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