平成二十年(二〇〇八年)十一月十二日(水)
(第二千六百四回)
◯週刊日本新聞、五六二号(20.11.17)から、
「ミッドナイト・メッセンジャー」(デス・グリフィン発行)、
二〇〇八年九、十月号、
ベリト・ショス(berit.kjos)
「オバマ 世界奉仕軍」の日本語訳を連載する。
◯ベリト・ショス、と言う人については、何も分からないが、この名前は北欧系
であるようだ。
◯この論文は、きはめて重要である、と判断するので、全文を翻訳して、
「週刊日本新聞」(562号以降)に連載することとした。
◯この論説の中で、ショスは、saul d. alinsky(ソール・D・アリンスキー)理論
とオバマの関係を述べている。
◯この「アリンスキー」と言う人物については、私は何も知らない。
◯日本でこれまでこの「アリンスキー」が研究され、論評され、翻訳されている
のかどうか、それはいまだ調べていない。
◯アリンスキー(一九〇九~一九七二年)の主著の一つ、
reveille for radicals
by saul d. alinsky
一九四六年(初版)、一九六九年、一九八九年。
日本語訳
「市民運動の組織論」、長沼 秀世訳、未来社(一九七二年)
◯巻末に、アリンスキーの略歴が記述されている。
◯しかし、ここでは省略する。
◯W・G・タープレイの「バラク・H・オバマ-非公認伝記」
(二〇〇六年九月、第一版、四三〇頁)
◯この本の五十九頁~六十三頁に、アリンスキーとオバマについて述べられてあり、
これは重要である。
◯オバマは、シカゴで、何年間か「地域活動」に従事した、と言はれる。
◯この「地域活動」とは、実は、アリンスキー理論にもとづくものであった、と。
◯二〇〇八年十一月の大統領選挙で、何人も予想もしなかったような見事な成功を
オバマが収めた理由は、このアリンスキー理論の実践であった、と。
◯アリンスキーの「ラジカル(日本風に言えば、過激派)の正体を明らかにする」
の初版は、一九四六年、つまり、六十年以上前の事である。
しかし、彼の死の十七年後の一九八九年に、ヴィンテージ(これは、米国の大手出版社、
ランダムの系列会社として設立された出版社)から復刻版が出ている。
◯このヴィンテージ版(一九八九年)巻頭の序文十頁、巻末のあとがき約三十頁が増補
されている。
◯W・G・タープレイによれば、
オバマは、アリンスキー理論を受け入れ、ヒラリー・クリントンは、それを拒否した、
とある。
◯これは、きはめて重要な問題のようだが、ここでは省略し、後日、とり上げたい。
(了)
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