平成二十年(二〇〇八年)十一月二日(日)
(第二千五百九十四回)
◯太田龍日本義塾公開講義平成二十年八月二十二日「講義録」。
日本の神々は、二度殺された
日本の神々は、三度殺されるのか
◯この講義録が苦心の末、完成されたので、コピー版を発行した。
平成二十年十一月一日刊、領価 二千円(送料含む)。申し込みは日本義塾出版部へ。
◯約三時間の講義のテープ録音を、活字に起こすことは、
並たいていの苦労では出来ない。
◯八月二十二日の講義のテーマを語ることは、とりわけ日本では、絶対的タブーの力に
よって何重にも禁止されている。
◯印刷されたかたちでの講義録としては、今回のものは、始めてのこころみである。
◯この講義では、まず、「ウロボロス」のことが説明されている。
◯ウロボロスとは、西洋のイルミナティの何百、何千と言うシンボルの中の、もっとも
重要なものの一つ、である。
◯イルミナティのシンボル、モニュメントについて現在欧米での批判的研究の第一人者は、
テックス・マーズであろう。
◯テックス・マーズはこの二、三年の間にこのテーマについてそれぞれ大判五百~六百頁の
二巻の大著を出版した。
◯そこにも、ウロボロスについて、説明されている。
◯ウロボロスとは一匹の蛇が自分自身を尻尾から吞み込んで行く動的プロセスを描いたシン
ボルである。
◯しかし、ここでは、その説明は省略する。
◯録音テープから起こしたこの記録は、日本義塾塾生の山口和夫さんが担当されたが、出来
上がったものは、私の講義の口調と勢いを、かなりの程度、良く、表現している。
◯日本の神々は、一度殺された。
日本の神々は、二度殺された。
そして、今、日本の神々は、三度殺されつつあると。
◯この真実を知るために、梅原猛、その他の「学者」たちの「哲学」は、何の役にも立たない。
◯そのためには、縄文文明一万年の精神と魂を復活、再生することが要求される。
◯要するに、日本原住民の魂の復活である。
◯しかし、「日本原住民」の魂の復活は、
◯世界原住民の魂の復活と言う、より普遍的な課題の一部であるべきことを要求する。
◯と言うわけで、我々は、十一月の日本義塾公開講義のテーマ(サヴィトリ・デヴィ)へと
入って行くのである。
(了)
【日本義塾 平成二十年十一月公開講義案内】
◎日 時 十一月二十六日(水曜)午後六時半~九時(六時開場)
◎会 場 文京シビックセンター四階、シルバーホールB会議室のとなりの部屋です
◎講 師 太田 龍
◎演 題 二〇世紀最大の思想家であるかもしれないサヴィトリ・デヴィ(一九〇五~一九八二年)
サヴィトリ・デヴィと現代
◎資料代 一千円
◎予約申し込みは日本義塾出版部へ
eメール(注文フォーム)、電話、はがきで
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