平成二十年(二〇〇八年)十月二十四日(金)
(第二千五百八十五回)
◯リンドン・ラルーシュは、最近の「EIR」誌で、
私は、過去二十年、グリーンスパンのデリヴァティブ路線と戦って来た。
◯と述べている。
◯私は、一九九五年「EIR」誌の購読を開始すると共に、
◯その創刊(一九七五年)に遡って、入手可能なバックナンバーを、すべて購入し、
通読しているので、
◯ラルーシュの前記の発言は、良く、理解出来る。
◯二十年以上前、「EIR」誌は、デリヴァティブの残高合計四百兆ないし五百兆ドル、
と推定していた。
◯「日刊ゲンダイ」二〇〇八年(平成二十年)十月二十一日号
浜田和幸氏の連載は、
国際決済銀行(BIS)の推計では、デリヴァティブ合計の516兆ドル超、
ないし、750兆ドル。
としている。
◯しかし、イルミナティは、意図的に、デリヴァティブ取引を完全に闇の中に隠している。
◯W・G・タープレイは、最近、デリヴァティブの合計を、
一千兆ドルないし一千五百兆ドル、とした。
◯浜田氏の言う通り、
アメリカの現在のGDPは、十五兆ドル、全世界の株式、国債の発行総額は約百兆ドル。
◯デリヴァティブ一千五百兆ドルとすれば、一体、どう言うことに成るのか。
◯これは、世界金融経済体制を、根底的に破壊せんとするイルミナティの陰謀、
以外の何物でもない。
◯しかし、イルミナティは、世界経済体制を破壊してどうするつもりか。
◯彼らは、そのあとに、ワンワールド=NWO=世界人間牧場を構築する計画である。
◯世界国家、世界軍、世界中央銀行、世界通貨。
◯そしてこの「世界通貨」は、ジョン・コールマン博士が、「凶事の予兆」で評価したように、
◯現金なし電子カードたるべく、設定されている。
◯全人類が、この電子カード世界通貨を所持することを義務付けられる。
◯この電子カード通貨なしでは、人は、売ることも買うことも出来ない。
◯沼正三の「家畜人ヤプーの世界」、「オルダス・ハクスレイの世界」へと、
人類は、誘導されて行く。
◯世界国家の中央コンピューターの「非市民化」のボタンを押すと、
一瞬のうちに、ひとは、アウトロー身分とされる。
◯イルミナティ三百人委員会のこの方向性を、認識して、
◯それに、「ノー」を言う国家の主軸は、コールマン博士によれば、ロシアであると。
◯従って、ロシアを抹殺することは、
イルミナティ三百人委員会世界権力の中心テーマの一つである、と。
◯タープレイは、「オバマ-ポストモダンクーデター」(二〇〇八年六月)に於いて、
ブレジンスキー/オバマ体制は、ロシアに対する全面核戦争を演出すべく、
ロンドンによって、構築されつつある、とする。
◯我々は、世界恐慌と世界戦争が、密接不可分、表裏一体のものとしてあることを、
しっかりと理解しなければならない。
(了)
【近刊案内】
◎W・G・タープレイ著、太田龍監訳解説
「オバマ-危険な正体」成甲書房刊、十一月下旬刊予定
約四百五十頁、価格未定。
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