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千五百兆ドルのデリヴァティブは、全世界経済をひいては全人類を、完全に瓦解せしめることが可能である。
しかしそれは本当のところ何を意味するか。

公開日時:2008年10月25日 01時57分
更新日時:2009年02月28日 00時06分

平成二十年(二〇〇八年)十月二十四日(金)
(第二千五百八十五回)

◯リンドン・ラルーシュは、最近の「EIR」誌で、
私は、過去二十年、グリーンスパンのデリヴァティブ路線と戦って来た。

◯と述べている。

◯私は、一九九五年「EIR」誌の購読を開始すると共に、

◯その創刊(一九七五年)に遡って、入手可能なバックナンバーを、すべて購入し、
通読しているので、

◯ラルーシュの前記の発言は、良く、理解出来る。

◯二十年以上前、「EIR」誌は、デリヴァティブの残高合計四百兆ないし五百兆ドル、
と推定していた。

◯「日刊ゲンダイ」二〇〇八年(平成二十年)十月二十一日号
浜田和幸氏の連載は、

国際決済銀行(BIS)の推計では、デリヴァティブ合計の516兆ドル超、
ないし、750兆ドル。

としている。

◯しかし、イルミナティは、意図的に、デリヴァティブ取引を完全に闇の中に隠している。

◯W・G・タープレイは、最近、デリヴァティブの合計を、
一千兆ドルないし一千五百兆ドル、とした。

◯浜田氏の言う通り、
アメリカの現在のGDPは、十五兆ドル、全世界の株式、国債の発行総額は約百兆ドル。

◯デリヴァティブ一千五百兆ドルとすれば、一体、どう言うことに成るのか。

◯これは、世界金融経済体制を、根底的に破壊せんとするイルミナティの陰謀、
以外の何物でもない。

◯しかし、イルミナティは、世界経済体制を破壊してどうするつもりか。

◯彼らは、そのあとに、ワンワールド=NWO=世界人間牧場を構築する計画である。

◯世界国家、世界軍、世界中央銀行、世界通貨。

◯そしてこの「世界通貨」は、ジョン・コールマン博士が、「凶事の予兆」で評価したように、

◯現金なし電子カードたるべく、設定されている。

◯全人類が、この電子カード世界通貨を所持することを義務付けられる。

◯この電子カード通貨なしでは、人は、売ることも買うことも出来ない。

◯沼正三の「家畜人ヤプーの世界」、「オルダス・ハクスレイの世界」へと、
人類は、誘導されて行く。

◯世界国家の中央コンピューターの「非市民化」のボタンを押すと、
一瞬のうちに、ひとは、アウトロー身分とされる。

◯イルミナティ三百人委員会のこの方向性を、認識して、

◯それに、「ノー」を言う国家の主軸は、コールマン博士によれば、ロシアであると。

◯従って、ロシアを抹殺することは、
イルミナティ三百人委員会世界権力の中心テーマの一つである、と。

◯タープレイは、「オバマ-ポストモダンクーデター」(二〇〇八年六月)に於いて、
ブレジンスキー/オバマ体制は、ロシアに対する全面核戦争を演出すべく、
ロンドンによって、構築されつつある、とする。

◯我々は、世界恐慌と世界戦争が、密接不可分、表裏一体のものとしてあることを、
しっかりと理解しなければならない。

(了)


【近刊案内】

◎W・G・タープレイ著、太田龍監訳解説
「オバマ-危険な正体」成甲書房刊、十一月下旬刊予定
約四百五十頁、価格未定。

 




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