平成二十年(二〇〇八年)十月二十三日(木)
(第二千五百八十四回)
◯日本人は、南米の情報の動きについて、完璧に無関心である。
◯無知、以前の無関心。
◯それは何故か。
◯その理由は、自明である。
◯敗戦後、
◯日本人は、米帝国主義のドレイ。
いな。ドレイ以下、米国帝国主義の家畜人ヤプーである。
◯米帝国主義(イルミナティ)は、中南米も米国の裏庭と称して来た。
◯従って、米帝の家畜人ヤプーに過ぎない日本人としては、全知全能唯一の神たる米帝
の縄張りたる中南米について、そして当然、南米について、日本があれこれ介入し、
批評することすら、タブーと成るであろう。
◯「無関心」あるのみ。
◯それゆえ、
二〇〇五年十二月、ボリビアにインディオ出身のモラレス大統領が登場しても、
◯日本人の神経は、ピク、とも動かない。
◯にも拘らず、日本人が、全く気付かないうちに南米には、重大な変化が生じていた。
◯イルミナティの世界国家、ワンワールド、NWO構築の長期アジェンダでは、
◯一つの世界国家の下に、四つの地区が作られる筈である。
◯その四つの地区の一つは、「米州」である。
◯つまり、北米中南米は世界国家の一地区としての「米州」と成るのである。
◯「米州機構」は既に存在して居り、イルミナティ直系の米国の意志が米州のスミズミ
まで貫徹する仕組みある。
◯ところが、何時の間にか、米州機構とは別に、
◯南米が一つの地域連合を組織した。
◯そして、従って、ここには、米国は入らない。
又は、米国を入れない、のである。
◯この南米地域連合は、二〇〇八年九月十日、十一日、
ボリビアで、米国の指揮下の反モラレス陣営が全国一斉暴動を起こしたとき、
◯すぐに会合して、モラレス政権支持で一致し結集した。
◯この南米連合の会議で、イニシアティブを取ったのは、
ボリビア、エクアドル、ヴェネズエラの反米派である。
◯しかし、親米派、と見られているコロンビアとペルーも、この方向性に異を唱えず
モラレス政権を支持した。
◯ブラジル、チリ、アルゼンチンの南米の三つの「大国」も、この方向に同調した。
◯これは、重大な事件である。
◯潜在的には、南米大陸は、NWOに入らない。
と成る。
◯そしてこの南米の連合の精神的中核は、タワインティスーユアンデス文明の後継者
コジャスーユ、なのである。
◯この事態は、イルミナティにとっては、深刻である。
◯しかし、このことのきわめて重大な意味に気付いている日本人は、
「タワインティスーユの会」に結集する我々および週刊日本新聞の読者など以外は
唯の一人も存在しない。
(了)
【十月日本義塾公開講義案内】
◎日 時 十月二十四日(金曜)午後六時半~九時(六時開場)
◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール
(四階B会議室のトナリの部屋)
◎講 師 太田 龍
◎演 題 タワンティンスーユの戦いの歴史
その現代的意義
◎会 費 千円
◎参考文献
①ワンカール著、吉田秀穂訳「タワンティンスーユ」
②トーマス・モア著「ユートピア」(岩波文庫)
③カンパネッラ著「太陽の都」(岩波文庫)
④栗原登一著「世界革命」(三一新書)
⑤太田龍著「日本原住民序説」(新泉社、絶版)
⑥太田龍著「日本原住民と天皇制」(新泉社、絶版)
⑦太田龍著「縄文日本文明一万五千年史序論」(成甲書房)
⑧その他。
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