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「週刊日本新聞」のウェブサイト上に、「タワンティンスーユ」のホームページを新しく開設することについてのお知らせ。

公開日時:2008年10月06日 01時52分
更新日時:2009年02月27日 23時43分

平成二十年(二〇〇八年)十月五日(日)
(第二千五百六十六回)

◯「週刊日本新聞」のウェブサイト上に、新しく、
「タワインティスーユ tawa inti suyu」のホームページを開設する準備を、今、
我々は進めて居る。

◯なお、この機会に、在来の英語版 ohtaryu.com は閉鎖することにした。

◯英語版については(スペイン語版も)、テスト版として今度新設される
タワインティスーユのページの中の英語版を母体にして、発展させて行くことにしたい。

◯ワンカール(ラミロ・レイナガ)は、
「西洋は死の文明である」、
と弾劾し、断罪している。

◯これはその通り。

◯同じ趣旨の論理を、筆者は、「世界革命」(栗原登一著、一九六七年、三一新書、絶版)
以来四十年余に亘って、展開し続けて来た。

◯一九六七年のこの本は、出版社から刊行され書店に出たものとしては、筆者の著作の
第一号、であり、

◯筆者の一九五二年以降、一九六七年以前の筆者の著作は、発行部数は、一、二の例外を
除き、五十部前後でしかない。

◯一九六七年のこの「世界革命」(三一新書)は、少々版を重ね、二万部か三万部は出て
いるので、今でも古本は入手可能であろう。

◯いわゆる一九六〇年安保闘争以後、
筆者は、根本的な状況と論理の見直しの作業を開始した。

◯数年後に、マルクス、レーニン主義、社会主義、共産主義の理論と運動は、

◯西洋帝国主義と、同じ穴のムジナ、同じ一味である、と言う結論に到達する。

◯そして筆者をしてこの結論に到達せしめた、決定的要素は、

◯まず、中南米原住民に対する西洋帝国主義者の犯罪であり、

◯そしてそれを、マルクス、エンゲルスが文明の進歩として、肯定し、賞賛したこと、
そのことの発見である。

◯そのとき、筆者は、ラミロ・レイナガの存在、
そしてラミロが、ゲバラのボリビアでの武装蜂起とゲリラ戦争に参加して居たこと、
ラミロがボリビアの軍隊によって逮捕され、懲役三十年の刑で投獄されたこと、

◯そのことを知らない。

◯にも拘わらず、お互いに知らないけれども、一九八二年に東京で出会う時まで、ラミロ
と筆者は同じ志向を以て歩み続けた。

◯西洋は死の文明である、と言うテーゼ。

◯このテーゼを、この四十年余、筆者は日本では唯一人。
警告し続けている。

◯しかし、西洋でも東洋でも同じ趣旨の主張を提起している思想家は何人か存在する。

◯その代表的な人物は

(1)シオラン     (ルーマニア、フランス)
(2)ヴィリリオ    (イタリア、フランス)
(3)胡蘭成      (中国)
(4)サヴィトリ・デヴィ(英国、ギリシャ、イタリア、インド)

などである。

◯タワインティスーユ文明時代、西洋の襲撃を受ける前、
四千万人が、この「宇宙共同体」でくらして居た。

◯ラミロ(ワンカール)が言うように、
アンデス共同体は、五百年のスペインとの戦争を、生き延びた。

◯ラミロの思想は、未だ、アンデスのの五百年戦争を生き延びたインディオ全員に
しっかり共有されるに至ってはいないけれども、

◯ラミロが述べるように時代は変わりつつある。

◯我々は、今、新設しようとする我々のウェブサイト上のタワインティスーユのぺージ
を通じて、日本原住民とタワインティスーユの同胞たちの、魂の団結に向って前進す
るであろう。

(了)

 

 




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