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日本の一般庶民、世間に自民党自民党政治家の世襲化への嫌悪感が、ふくれ上がっている、と言う指摘(『週刊文春』20.10.9)。
その重要性。

公開日時:2008年10月01日 23時50分
更新日時:2009年02月27日 23時38分

平成二十年(二〇〇八年)十月一日(水)
(第二千五百六十二回)

◯間もなく行はれる予定の衆議院議員総選挙の当落予測について、

◯自民党が実施した調査では、
与党と野党は、ほぼ半々、だと言う。

◯つまり、
定員四百八十名に対して、与党、野党、いずれも二百四十名前後だと言う、

◯しかし、「週刊文春」平成二十年十月九日号四十六頁以下(十月二日発売)では、

◯与党合計、百六十八名(現在、三百三十六名)。

◯野党合計、三百十二名(現在、百四十三名)。

◯と出て居る。

◯この「週刊文春」(20.10.9)の調査の主体は、
政治広報センター社長、宮川隆義。

◯自民党中央は、もちろんすぐにこの「週刊文春」(10/9)を入手して検討したであろう。

◯そしてどうするか。

◯衆議院解散総選挙は、無期延期!!

◯以外にない。

◯「死に物狂い」と言うことばが日本にはあるが、

◯このことばは、今の自民党員の心理にぴったりだ。

◯しかし、前出の「週刊文春」(10/9)号の記事は、

◯日本人、日本国民、選挙民の中に自民党の世襲政治化への嫌悪感がある、
と指摘している。

◯これについては、自民党は、どうジタバタしてもどうすることも出来ない。

◯自民党政治家の世襲化は、平成に入ってからの二十年間に、とりわけ濃厚に
成っていると。

◯その事実については、ここでは、説明するまでもないだろう。

◯小泉が世襲であり、

◯その次の安倍が世襲であり、

◯その次の福田が世襲であり、

◯そしてその次の麻生が絵に描いたような世襲である。

◯そして日本人の中に、自民党世襲化への嫌悪感がふくれ上がり、

◯そして、その嫌悪感が、徐々に「批判」として表面化して来ていると。

◯これは、きわめて重要な要素である。

◯周知の如く、

◯日本に於いて、「世襲」の本家は、「皇室」であり、

◯「テーミス」平成二十年十月号の記事は、

◯GHQ(ゼネラル・ヘッド・クォーター。米軍日本占領総司令部)は、

◯百年で日本の皇室を消滅させること、を日本占領作戦の根本方針とした。

◯と暗示している。

◯百年と言えば、すでに、戦後六十三年が経過した。

◯百年後の二〇四五年まであと三十七年である。

◯この問題はここでは説明しない。

◯最近、ある記事で、

◯日本の社会には、「屋」と「家」がある。

◯「・・・・・・屋」には世襲が適している場合もある。
古典芸能はここに含まれる。

◯「・・・・・・家」(政治家、芸術家、建築家......)は、世襲は不可。

◯最近の自民党は「政治家」でなくて「政治屋」に成ったと。  

(了)

 




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