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今、ヒトラーの再認識が必要ではないか。
ヒトラーをどう考えるか。

との質問(九月二十六日、日本義塾公開講義)に対するお答え。

公開日時:2008年09月28日 00時05分
更新日時:2009年02月27日 23時32分

平成二十年(二〇〇八年)九月二十七日(土)
(第二千五百五十八回)

◯日本義塾九月二十六日の公開講義(『イルミナティがブレジンスキー/オバマに
対して与えた任務』)のあと、色んな質問を受けた。

◯その場で解答することのできなかった質問のうちの一つをここで取り上げたい。

◯質問

「ヒトラーの遺言」を読むと、ヒトラーはユダヤ世界支配の陰謀を明確にとら
えていたことが判ります。
ユダヤ人は、総力をあげてヒトラーのイメージをおとしめるプロパガンダをし、
世界の世論を誘導したように思います。

ヒトラーの再認識が必要だと、思います。
特に以前に出版された「吾が闘争」は、研究する必要があると思いますが、
先生のお考えはいかがでしょうか。」

◯これは、とてもよい質問だと思う。

◯最近、筆者は、
サヴィトリ・デヴィ(一九〇五年~一九八二年)を発見した。

◯彼女の名前を正確に表記すると、
「サヴィトリ・デヴィ・ムカージー」

◯彼女は、英国人の母親、ギリシャ人の父親から生まれ、インド人と結婚して
ヒンドゥー教徒と成った。

◯彼女は、フランスで生まれ、フランスで教育を受けた。

◯学生の頃、ナチス支持者と成り、

◯インドに移住したあと、ナチス支持者のインド人男性と結婚した。

◯第二次大戦後、つまり、ナチスドイツ敗戦後、彼女は、ナチズムとヒンドゥー教と
を結びつけて、ナチス思想をより高い次元に発展させた。

◯彼女は、第二次大戦敗戦後の代表的ナチス思想家として評価されて居る。

◯それのみでなくて、よく研究すると、サヴィトリ・デヴィは、二十世紀最高の思想家
である、と言っても良いかも知れない。

◯彼女の代表的著作は、

◎「人類を弾劾する」
◎「溶鉱炉の中の黄金」(これは第二次世界大戦に敗北したあとのナチス、国民社会
主義運動の試練の時代、を意味する)
◎「稲妻(ライトニング)と太陽」

◯などがあるが、
筆者の知る限り、今日まで、サヴィトリ・デヴィについての日本語の翻訳は存在せず、
また研究、紹介、論文なども存在しない。

◯彼女は、英語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ヒンドゥー語、ベンガル語などに
熟達して居た。

◯彼女の著作は、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ヒンドゥー語などで
出版されて居る。

◯彼女の自伝に相当する文献は、一九七八年、エルネスト・ツンデルによってなされた
十時間のインタビューであり、

◯このインタビューは、最近、フォーラーによって、単行本として出版されて居る。

◯日本義塾十一月の公開講義
(十一月二十六日、水曜日、午後六時半~九時、文京シビックセンター四階シルバー
ホール)は、このサヴィトリ・デヴィについて講義する。

◯ヒトラー(ナチス)についてどう考えるか。
と言う前出の質問については、この十一月二十六日の講義で詳しく説明したい。

(了)

【注】

◎日本義塾の公開講義は、今まで、毎月第四金曜日夜、文京シビックセンター、
シルバーホールを会場として来た。

ところが、十一月は、第四金曜日(十一月二十八日)、この会場が取れなかった。
十一月二十六日(第四水曜日)夜、同じ会場が取れたので、前出のように変更します。

 




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