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ウエブスター・タープレイ論文(レンズ・コム2008年7月20日)が日本民族有志必読である理由。
その日本語訳は、「週刊日本新聞」五五四号(20.9.22)から三~四回連載中。

公開日時:2008年09月19日 23時52分
更新日時:2009年02月10日 23時43分

平成二十年(二〇〇八年)九月十九日(金)
(第二千五百五十回)

◯「週刊日本新聞」第五五四号(20.9.22)は、ウエブスター・タープレイの

「アメリカの対イラン・イラク政策の転換は、ブレジンスキーによる再度の
ワシントン支配を示唆する-迫り来る、パキスタンに対する政策は、中国、
ロシア及びその同盟諸国との核対決を意味する。」
(レンズ・コム、2008年7月20日)

という重大論文の日本語訳(週刊日本新聞編集部訳)連載第一回、
を公表している。

◯このきわめて重大なタープレイ論文の日本語訳文連載は、三回ないし四回に
亘って、週刊日本新聞紙上に掲載される予定である。  

◯このタープレイ論文(08/7/20)は、日本民族有志、必読であるだろう。

◯なお、ワシントンDCの権力闘争を、二〇〇八年三月、四月の時点までカバーした
タープレイ著「オバマ-ポストモダンクーデター」(二〇〇八年六月初め刊)は、
成甲書房が、版権を獲得して、目下翻訳進行中、と聞いているので、いずれ、
日本語訳が刊行されるであろう。

◯二〇〇八年十一月四日投票の米国大統領選挙(及び、米国下院議員と、米国上院
議員の選挙)の展開過程は、日本人の心理を大いに混乱させつつある。

◯しかし、ここではこの件の説明は省略する。

◯二〇〇七、八年、ワシントンDCで展開されている、だれを米国の大統領とするか
をめぐる権力闘争。

◯これは八百長なのか。

◯それとも実体のある権力闘争なのか。

◯それが問題である。

◯結論を言えば、これは八百長ではない。

◯これは、もっとも表面的現象論的水準で表現すれば、ネオコンVSブレジンスキーの
権力闘争である。
つまり、チェイニーVSブレジンスキー、と。

◯しかし、この言い方は、低俗過ぎる。
けれども俗耳には、入りやすいであろう。

◯チェイニーはネオコンの総帥とされる。

◯そして、ネオコンを解読すると、これは、シオニストイスラエル第一主義である。
「イスラエル・ファースト」派である。

◯ブレジンスキーとは何者か。
彼は、三極委員会の「共同創立者」である。

◯ブレジンスキーと共に、もう一人の三極委員会「共同創立者」であるところの人物は、
あの、デーヴィッド・ロックフェラーである。

◯デーヴィッド・ロックフェラーとは、ジョン・コールマン博士によれば、
ウィンザー家、ロスチャイルド世界帝国のアメリカ知事(ガバナー・オブ・アメリカ)
である。

◯ウェブスター・タープレイは、
オバマのすぐ上は、ブレジンスキー、デーヴィッド・ロックフェラー、ジョージ・ソロス。

◯だと言う。

◯ブレジンスキー、ロックフェラー、ジョージ・ソロスの上は、
これは、ウィンザー家とロスチャイルド、つまり、三百人委員会の中枢である。

◯二〇〇一年一月に始まる現在のブッシュ政権の政治路線は、ネオコン的であった。

◯ブレジンスキーが代表する政治路線は、
彼の近著「セカンド・チャンス」に示されて居る。

◯タープレイは、
六月前半、オバマが米国民主党大統領候補として、選挙人の過半数を獲得した時点で、
ブレジンスキーは、米国ワシントンDCの権力中枢を掌握した、と見る。

◯日本民族有志が、今、タープレイのこの分析を真剣に検証されることを切望する。

(了)


《日本義塾平成二十年九月公開講義案内》

◎日 時 平成二十年九月二十六日(金)
午後六時半~九時(六時開場)

◎会 場 文京シビックセンター 
四階シルバーホール
(四階B会議室のトナリの部屋)

◎講 師 太田 龍

◎演 題 イルミナティ世界権力が
ブレジンスキー/オバマに與へる
任務は何か。

◎資料代 千円

◎予約申し込み、問い合わせは、
eメール、電話、はがきで、日本義塾出版部へ

◎【参考文献】

obama: the postmodern coup
by webster griffin tarpley

 




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