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二〇〇八年九月六日から十一日まで、
ボリビア、ラ・パスに於いて、我々の仲間は、ワンカール(ラミロ・レイナガ)との、重大な歴史的意味のある協議を経て帰国した、タワンティンスーユ復興の戦いを支持し連帯する会(仮称)のなすべき仕事は。

公開日時:2008年09月15日 23時55分
更新日時:2009年02月10日 23時39分

平成二十年(二〇〇八年)九月十五日(月)
(第二千五百四十六回)

◯二〇〇八年九月六日早朝、筆者の代理は、ボリビア、ラ・パス空港に到着して、
出迎えたワンカール(ラミロ・レイナガ)と出会い、

◯それから、重大な歴史的意味を持つ話し合いの後、

◯九月十一日早朝、ラ・パス空港発の便で日本に帰国しようと準備して居たところ、

◯九月十日、突如サンタクルス空港(地方空港)は、閉鎖されたと言う。

◯よく事情を調査すると、九月十日からモラレスインディオ政権に対する反対派が、
ボリビア全土で、一斉に反政府暴動を開始したと言う。

◯ボリビアの他の地方空港も襲撃されて閉鎖されたと。

◯結局、唯一開いているラ・パスからペルーのリマに出て、リマからニューヨーク経由で
我々の代理は、九月十四日、成田空港着で帰国した。

◯モラレスインディオ政権に反対する勢力は、本質的には、「反インディオ」である。

◯つまり「スペイン植民地占領権力の一味」である。

◯彼らは「青年十字軍」と言う行動隊、或る種の武装部隊である。

◯街頭でタイヤを燃やしている彼ら(青年十字軍)の写真が、ペルー現地の新聞
「ラ・レプブリカ」(九月十二日号)に掲載されてある。

◯この写真を見ると、

◯タイヤを燃やしている一味は、まん中に十字のしるしのある、緑色の旗を持っている。

◯この青年たちの顔つき、姿は、概ねクリオージョ、のようである。

◯彼らによって、モラレス派のインディオ、十人前後が殺されたと言う。

◯「青年十字軍」なる組織については、更に、調査したい。

◯しかし、見たところ
彼らはモラレスインディオ政権を打倒せんとするスペイン帝国主義侵略者の陣営が
最近組織した「パラミリタリー」の初歩的部隊であろう。

◯ラミロ・レイナガ(ワンカール)の父親、「ファウスト・レイナガ」については、我々は、
ラミロの著作の中で、その名前は知って居た。

◯今回、ラ・パスの大統領官邸の前にある、故ファウスト・レイナガの著作を販売して居る
店から、ラミロ・レイナガの父親ファウスト・レイナガの著作(スペイン語)十数冊を
入手することが出来た。

◯その主著は、
「ラ・レボルシオン・インディア」(約五百頁、初版一九六九年、新装一九七〇年刊)
である。

◯一九七〇年の、
「ボリビアインディオ党宣言 manifiesto」(百十八頁)もある。

◯martin・sivak(アルゼンチン)著の
二〇〇八年刊のエボ・モラレス(evo morales)伝記(スペイン語)も出て居る。

◯ボリビア情勢について、我々が、調査研究すべきテーマと課題は、爆発的に増えて来た。

◯八月十六日、筆者は、タワンティンスーユの再生と復興の戦いを支持し連帯する会(仮称)
の設立を宣言した。

◯今、我々は、全国の日本民族有志にこの会への参加と支持を呼びかける。

◯参加申し込みは、
日本義塾出版部へ、eメール(注文フォーム)、はがき、封書にて。

平成二十年九月十五日

(了)

 




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