平成二十年(二〇〇八年)九月十四日(日)
(第二千五百四十五回)
◯ワンカール(ラミロ・レイナガ)は、二ヶ月ほど前、筆者宛のeメールの中に、
(ボリビアでは)「内戦が地平線上に姿を現した」と述べていた。
◯九月十三日(土曜)
◎読売新聞(ハバナ、小寺記者)朝刊・夕刊
◎毎日新聞(メキシコ市、庭田記者)朝刊
◎朝日新聞(サンパウロ、石田記者)夕刊
◎東京新聞(ニューヨーク、加藤記者)朝刊・夕刊
◯この四紙にボリビア情勢の記事あり。
◯その内容の紹介はここでは省略するので、
各自、なんらかの方法で調べて頂きたい。
◯右の四紙の中では、読売が一番詳しい。
次が毎日。
朝日はもっとも貧弱である。
◯九月十日、モラレス大統領は、ボリビア駐在米国大使が、
ボリビア政府の転覆を謀ったとして、同大使の国外退去を命じた、と。
◯ベネズエラのチャベス大統領も、ボリビアのモラレス政権を支持して、
ベネズエラ駐在米国大使の国外退去を命じた。
◯米国政府も、米国駐在のボリビア、ベネズエラの大使の国外退去を命じた。
◯ホンジュラス、ブラジル、アルゼンチン、エクアドルなども、
ボリビア、モラレス政権支持の姿勢である。
◯更に、モラレス政権は、九月十二日、ボリビア北部のパンド県に戒厳令を敷き、
軍隊を派遣した。
◯インディオ出身のモラレスが大統領に選出され、
モラレス政権が二〇〇六年一月に出現してから、
◯ボリビアの軍隊はどうなったのか、
◯全く変わらないのか、
◯それともなんらかの変化があったのか、
◯それについての情報はない。
◯モラレス政権以前のボリビアの軍隊は、
(1)トップは、白人(又はスペイン系白人的要素の強いクリオージョ)。
(2)将校は、クリオージョ。
(3)下士官は、メスティーソ。
(4)兵隊は、インディオ。
◯と言った具合であったろう。
◯モラレス・インディオ政権下で、
「ボリビア軍隊のインディオ化」が進行したのかどうか、それは分からない。
◯米英イスラエルの諜報機関が、ボリビア軍の上層部に工作をしていないとは
考えられない。
◯この件は、続報する。
(了)
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