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長州、水戸の南朝革命密約抜きの松下村塾吉田松陰論の虚妄性。

公開日時:2008年09月13日 01時27分
更新日時:2009年02月10日 23時37分

平成二十年(二〇〇八年)九月十二日(金)
(第二千五百四十三回)

◯松下村塾で吉田松陰が教えた時間はとても短い。

◯明治以降現在まで、無数の言説が、この松下村塾について述べられて居る。

◯しかし、それらの言説のすべては、何の価値もないゴミである。又は悪質な
 デマ、ニセ情報である。

◯例外はある。

◯殆ど唯一の例外は、日本で唯一人のまともな、本物の歴史家、の名に値する
 鹿島昇さんである。

◯鹿島昇さんには、ここで、三冊の著作がある。即ち、

 (1)「日本侵略興亡史」(新国民社、絶版)

 (2)「裏切られた三人の天皇」(第三版、新国民出版社 平成十九年八月刊)

 (3)「明治天皇の生贄」(新国民社、絶版)
     コピー本は、日本義塾出版部で取扱中、
     一冊 四千円 プラス 送料

◯鹿島さんは、これらの著作の中で、吉田松陰についてもかなり詳しく述べて居る。

◯しかし、ここでの鹿島説の核心は、
 「南朝復興についての、長州、水戸両藩の密約」であり、

◯つまり「南朝革命」の秘密盟約である。

◯当然のことながら、これまでのすべての松下村塾論はこの核心に触れない。

◯この南朝革命の盟約を理解すれば、松陰が松下村塾での塾生教育の主要なテキスト
 として、
 「孟子」を使ったことの深い意味が、白日のもとにさらけ出されて来るであろう。

◯しかし、ここでは、この「孟子」問題の説明は省略する。

 (了)

《注》

◎鹿島昇著「裏切られた三人の天皇」は、平成十九年八月、新国民出版社が、第三版を
 復刊したので在庫がある。
 その入手方法は、

 (1)全国書店から東販を通じて配本される。

 (2)通信販売は、日本義塾出版部が取扱中。

 (3)東京神田の神保町、書泉グランデ四階に常備。

◎「明治天皇の生贄」は絶版、在庫がないので、希望者にはコピー本配布中。
 申し込みは日本義塾出版部へ

 




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