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敗戦後六十年、自国の近現代史を全く教えられないまま社会に出る現代日本人。
まさしく日本人の民族的自殺である。
この状況を打開する方法は、日本の思想的大革命以外にない。

公開日時:2008年08月27日 00時40分
更新日時:2009年02月10日 23時20分

平成二十年(二〇〇八年)八月二十六日(火)
(第二千五百二十六回)

◯日本民族は、過去、数千年以上に亘って、「世界情勢=国際情勢」を的確に
判断し得たことはない。

◯日本人の世界情勢音痴は、現代に近付くにつれて、ますます、悪化して行く。

◯敗戦後、しばらくの間、米占領軍は、小学校、中学、高校で、日本の子供たち
に、歴史を教えることを禁止した、と言う。

◯米占領軍=イルミナティ世界勢力の演出による歴史教育が開始されたあとも、

◯中学、高校では、明治以降の現代史は、大学入学試験問題には出ないので、

◯事実上、時間切れと成って、歴史教師は生徒に教えない。

◯と言うわけで、六十年もの間、自国の近現代史について、全く学校で教えられ
ないまま卒業することに成る。

◯つまり、七十才以下の現代日本人は、
日本の近現代史を、まともに教えられていないのである。

◯かくして、日本人の民族的国際情勢音痴は、
究極のところまで行き着いてしまった、と言って良いであろう。

◯これは、民族の精神的自殺行為である。

◯この状況は、

◯ドラスティックな、つまり、思想上の革命的な、根源的な大激変によってのみ、

◯打開することが出来るであろう。

◯微温的な、改良主義的なレベルのお話は、すべて無効である。

◯八月二十二日の日本義塾公開講義のあと、
筆者はいくつかの質問に答えた。

◯その中の一つは、中央銀行問題は、民主的に解決すべきだ、

◯と言う趣旨の質問である。

◯これこそ、日本人丸ごと家畜人ヤプー化している現代日本の思想状況での、
典型的な痴呆症的反応、である。

◯いはゆる「中央銀行問題」については、

◯世界的古典の筆頭に位置する、ユースタス・マリンズ著「FRBの秘密」の
日本語版が「民間が所有する中央銀行」(面影橋出版、平成七年、初版第一刷、
平成二十年七月第二刷)として出版されて居る。

◯イルミナティは、今、ワンワールド、つまり、世界人間牧場の完成を、
アジェンダに上げて居る。

◯ここでの「アジェンダに上げる」とは行動日程に上げることを意味する。

◯世界国家=世界人間牧場の完成、とは。

◯通貨、おかね、
もまた「世界通貨」とすることを意味する。

◯そのためには、米ドル、日本円、中国の元を含む、全世界のすべての国の通貨を
廃貨とすることに成る。

◯その世界通貨は、コールマン博士の「凶事の予兆」に示されて居るように、

◯現金なし(キャッシュレス)通貨である。

◯それは全世界共通の、世界権力が発行する電子通貨カードである。

◯このシステムによって、イルミナティ、三百人委員会世界権力は、世界中のすべて
の個人に対する生殺与奪の絶対者として出現する。

◯生殺与奪の権力、とは、

◯生かすも殺すも自由自在の絶対権力、である。

◯「民主的解決」だと。

◯こういう言い方は、まさしく、家畜人ヤプーの言い草以外の何物でもないこと、
そのことに気付くべきである。

(了)


【参考文献】

(1)マリンズ著、林伍平訳「民間が所有する中央銀行」(面影橋出版)

(2)ジョン・コールマン博士、太田龍監訳「凶事の予兆」(成甲書房)

(3)アンドリュー・ヒッチコック著、太田龍監訳
「ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表(英文原題;サタンのシナゴーグ
-ユダヤ支配の秘密の歴史)」(成甲書房、九月六日刊行予定、三百九十六頁、
定価千九百円プラス税)日本義塾出版部でも取り扱い中。

 




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