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日本義塾九月公開講義
イルミナティ世界権力がブレジンスキー/オバマ一味に与える任務。

公開日時:2008年08月15日 23時13分
更新日時:2009年02月10日 20時57分

平成二十年(二〇〇八年)八月十五日(金)
(第二千五百十五回)

◯日本義塾九月二十六日(金)公開講義のテーマは、
「イルミナティ世界権力が、ブレジンスキー/オバマ一味に与える任務」

◯について説明する。

◯W・G・タープレイ著「オバマ-ポストモダンクーデター」(二〇〇八年六月刊)
への増補論文の一つとして、

◯「ネオコンの衰退と倒壊」。

◯これは重要である。

◯二年間のネオコン包囲作戦の結果、

◯ネオコンの陣地は遂に陥落した、と言う。

◯二年間とは、二〇〇六年から二〇〇八年にかけて。

◯ネオコン包囲作戦に於て、とくに威力を発揮した三つの著作が挙げられる。

◯一つは、
カーター元米大統領の著作「パレスチナ-平和かそれともアパルトヘイトか」

◯もう一つは、
「イラク研究グループ(ISG)」の報告書(二〇〇六年十二月)であり、

◯三つ目は、
ブレジンスキーの、二〇〇七年二月一日、米国議会に対する警告である、と。

◯イルミナティ世界権力の奥の院は、二〇〇八年一月から六月、
或る種のクーデターによって、民主党の大統領予備選挙で圧倒的優勢にあった
ヒラリー・クリントンを追い落とし、オバマに票の過半数を与える如くに取り
運んだ。

◯しかし、米国でも、多くの人々は、
果たして、オバマは、共和党のマケインに勝つことが出来のか、と疑っている。

◯日本でも、
消息通、情報通を自稱する人々の多くは、マケイン大統領当選に傾いている。

◯しかし、イルミナティの奥の院は、オバマがホワイトハウスに入ることを阻止
する唯一つの妨害要因としてのマケイン米上院議員を標的とするスキャンダル
作戦を予定して居ると言う。

◯八月八日北京オリンピック開会式と同時に表面化した米国(イルミナティ)の
傀儡としてのグルジア政権による南オセチア侵攻作戦は、世界情勢の表面的
空気を一変させた。

◯かくして、自動的に米国の軍事外交上の主導権は、
ブッシュ/チェイニー/ネオコン/イスラエル第一主義の一味から

◯ロンドン/三極委員会/ブレジンスキー/オバマ陣営へと移行したことが、

◯全世界的に、認識されるに至ったのである。

◯ブレジンスキーは、ドイツの新聞(ウェルト電子版)のインタビューに答えて、
「ロシアに対する、経済的金融的制裁の必要」なるものを公言した(東京新聞
平成二十年八月十二日夕刊)。

◯このブレジンスキー発言は、
間もなく、米国政府(国務省、国防総省、米国諜報機関......)によって追認
されることと成ろう。

◯ブッシュ大統領の任期がまだ、五ヶ月も残って居ると言うのに、ブッシュには
もう何の実権もないのである。

◯あっと言う間に、グルジアには、

ロシア軍と
米軍(人道支援の名目の下での)と、

この二つのスーパーパワーの軍隊がにらみ合う、となってしまった。

◯世界情勢の焦点は、
イラク、イラン、シリア、レバノン・・・・・・から

◯グルジア、そしてコーカサス地方、そしてそれと連動するロシア一帯へ移行した。

◯九月の日本義塾公開講義では、この問題を掘り下げて説明する。

(了)

 




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