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公然と国際金融世界権力を打倒する反乱と革命を呼びかける鈴木啓功著「十年後の世界」。

公開日時:2008年08月14日 23時48分
更新日時:2009年02月10日 20時56分

平成二十年(二〇〇八年)八月十四日(木)
(第二千五百十四回)

◯鈴木啓功著「十年後の世界」(明窓出版、平成二十年八月刊)。

◯この本には、
ジョン・コールマン著「300人委員会」が引用されて居らず、
コールマンの名前が一度も出て来ない。

◯この本の著者が、コールマンとその著作「300人委員会」を
全く知らないのか。

◯そもそも知って居て、なんらかの意図を持って伏せているのか、
それは分からない。

◯しかし、いずれにせよ、本の「構造」は、
コールマン著「300人委員会」の構造と良く似て居る。

◯コールマン著「新版300人委員会」(上下二巻、成甲書房、平成二十年七月)
は、概ね、次のように述べて居る。

(1)300人委員会は、ロンドンを本拠とする世界権力である。

(2)300人委員会は、二〇五〇年頃までに、地球上の人口を十億人
にまで、減らす計画である。
(現在の人口は、六十五億人であるから、八割以上、五十五億人は
なんらかのかたちで殺処分しなければならない。)

(3)かくして、NWO世界人間牧場が完成したとき、その構造は、
支配階級と奴隷階級のみ。

(4)その奴隷は魂なき奴隷、家畜人(ヒューマン・キャトル)と化する。

◯鈴木啓功著は、次のように述べて居る。

(1)二十一世紀半頃までに即ちあと四十年くらいのちに、世界の二極化が
完成する。

(2)現在の構造は、
国際金融資本 → 米国など → 日本の役人国家 → 日本国民

(3)十年、二十年、三十年、四十年と時代が移行するうちに世界は、

一パ-セントの超大富豪
三パーセントの富豪
九十六パーセントの食うや食わずの奴隷、と言う風になる。

九十六パーセントの奴隷の収入は、平準化するが、とりあえず、
第三世界の奴隷は、一日二~三ドル。
日本のような先進工業国は、一日十ドル、(今の日本で一日十ドルと
言うことは、永久に家庭を持つことも出来ず、従って、民族の再生産
は、断絶する)

しかし、時間をかけて、全世界は同水準へ収款する。
二ドルか、三ドルか、五ドルか......。

(4)このまま坐視して居ると、こう成ってしまう。

(5)反乱、革命を起して、このアジェンダを阻止しなければならない。

(6)その方法論は、

〈1〉日本国民が革命を起して、
〈2〉日本の役人国家を打倒する。
〈3〉そして次に、米国(その他)を打倒する。
〈4〉そして最後に、国際金融資本を打倒する、と。

◯つまり、国際金融資本世界権力に対して、革命を起そう、
と言うのである。

◯今の日本で、ここまで、明解にそして公然と言い切れる人は、きはめて少ない。
または殆んど居ない。

◯ごく最近までは、筆者一人のみ、であった。
西洋などを別とすれば。

◯鈴木啓功氏は、
日本国民が、このように本物の行動を開始すれば、

◯次は、日本の内乱と成る、と述べる。

◯必然的に、
日本の支配体制(国際金融資本-米国〈その他〉-日本の役人国家)は、
その予防措置として、「思想警察」による支配を強化する、と。

◯これはその通り。

◯「思想警察」は、英語では「thought police」である。
そして米国では(英国でも)、この「ソート ポリス」のことばは、
実に頻繁に使われる。

◯敗戦前の日本には、きわめて強烈な思想警察力、その体制が存在した。

◯しかし、これから浮上する日本の支配体制の「思想警察」体制は、
全く異なるかたちであろう。

(了)

 




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