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タワンティンスーユ(インカ)文明の今日的代表者として、五十数年に亘って、スペイン植民地主義占領権力と戦い続けている、ワンカール(ラミロ)への熱烈な支援と、そして熱き連帯を日本民族有志に訴える。

公開日時:2008年08月08日 00時24分
更新日時:2009年02月10日 20時40分

平成二十年(二〇〇八年)八月七日(木)
(第二千五百七回)

◯ワンカール(ラミロ)の著作(『ケスワイマラ人のスペインに対する五世紀間
 の戦争』)に描かれて居るアンデスの歴史を、今の普通の日本人は、スラスラ
 と読み通すことは出来ないであろう。

◯イルミナティサタニスト世界権力によって洗脳され切った現代日本人にとっては、
 その一頁一頁、一行一行、一語一語が、ひっかかる。

◯明治以降の日本人は、イルミナティサタニスト世界権力の精神的檻の中に、
 おとなしく安住した。

◯この家畜人ヤプー的日本人にとっては、

◯インカ帝国は、数百人のスペイン侵略者の最初の一撃で瓦解したのである。

◯それで終り!!

◯あとは西洋文明が着々とアンデスと旧インカ帝国領に展開して今日に至る、

◯と、妄想して居る。

◯スペイン占領者に対して、二百数十年に亘って、ケスワイマラ人が防衛戦争
 を継続した、
 
 などは、悪い冗談、全くのウソ話、として、この家畜人ヤプー的日本人は、
 片付けるのであろう。

◯現在、アンデスには、次の四種の人間の社会が存在する。
 即ち、

  第一、アンデスのケスワイマラ人
  第二、メスティーソ(ケスワイマラ人とスペイン占領者との混血)
  第三、クリオージョ(中南米生れのスペイン人。そして土着化したスペイン人)
  第四、スペイン人。アンデスに住んではいるけれども、本国のスペインそして
     ヨーロッパ、西洋に自己のアイディンティティーを持ち続けている人々。 

◯十九世紀前半、中南米がスペイン米国に対して独立した、と称される。
 これは、クリオージョによる奪権である。

◯この過程の真相については、ラミロの著作は詳細に説明している。

◯ブラジルは、ポルトガルの植民地であり、そして、ポルトガル植民地権力は
 大量のアフリカ黒人奴隷を入れたので、旧スペイン領とはその後の相違が生まれた。

◯アンデスのこの社会構造は、多かれ少なかれ、中南米の他の地域にも存在する。

◯しかし、アンデスでは、コロンブス以降五百年の中南米の歴史が、もっとも尖鋭に、
 もっとも本質的に、もっとも核心的に展開された。

◯現在の中南米の「原住民」は、大略して四つの型に分けられる。

  第一は、アステカ文明の系統である。
  第二は、マヤ文明の系統である。
  第三は、インカ(タワンティンスーユ)文明の系統である。
  第四は、ブラジル、アルゼンチン南部、チリ南部など、
      前記三つの文明の外にあったより「未開」の人々の系統である。

◯そして、スペインの侵略者に対して、もっとも断固として戦い続けたのは、
 第三のインカ(タワンティンスーユ)文明の系統の人々である。

◯ワンカール(ラミロ)は、インカ(タワンティンスーユ)文明の今日的代表者として、
 少年の時代から、五十数年に亘って戦い続けているが故に、

◯スペイン占領者、クリオージョ、そしてそれらの植民地権力の手先、走狗としての
 メスティーソ、更にこれらの植民地権力によって、非インディオ化され、奴隷化され、
 ケスワイマラの共同体から分裂したインディオたち、

 このような勢力は、一丸となって、ワンカール(ラミロ)を抹殺し、闇の中に葬り
 去るべく、五十年以上に亘って、迫害しつづけているのである。
 
◯日本民族有志が、ワンカール(ラミロ)支援のために決起されるよう、
 我々は訴える。

 (了)

 




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