平成二十年(二〇〇八年)七月三十日(水) (第二千四百九十九回)
◯日本のマスコミ上では、毎日のやうにアメリカの大統領選挙戦についての 報道がなされて居る。
◯しかし、筆者の知る限り、オバマの背後のブレジンスキーについて、 言及する記事はひとつもない。
◯ネオコン一派は、 シリア、イランを叩け!! と言ふ。
◯しかし、ブレジンスキーは、ネオコンに反論する。
◯シリアとイランをうまく誘導してロシアと戦はせよ、と。
◯中共をしてロシアと衝突させよ、と。
◯ブレジンスキー/オバマは、ヨーロッパと中共をロシアと衝突させる べく行動する。
◯ブレジンスキー/オバマの当面の軍事外交戦略の最優先議題は、
◯パキスタンである。
◯パキスタンの北部には、アフガニスタンに基地を置く、イスラム原理主義 武装ゲリラ組織も滲透して居る。
◯つまり、アフガニスタンとパキスタンに、一体化したイスラム原理主義の 勢力が存在し、ブレジンスキーは、カーター政権時代の最後、この勢力を 育成して、その力を旧ソ連の弱体化、不安定化のために利用した。
◯ブレジンスキー/オバマ陣営に、アフガニスタン、パキスタンのみならず、 シリア、イランのイスラム原理主義勢力を強化して、彼らの攻撃をロシア に向けるのである。 ◯要するに、ロシアに対する攻撃のオーケストラを上演するわけである。
◯中共も、この反ロシア包囲網に動員されなければならない、と。
◯明らかに、イルミナティは、イスラエル第一主義的な中東に固定された ネオコン/チェイニー/ブッシュ政権の戦略から、ロシアを主要攻撃方向 とするブレジンスキー/オバマの戦略に移行するのである。
◯このことを隠蔽する一切の米国大統領選挙戦報道を克服しなければならない。
◯イルミナティのこの戦略路線の行き着く先は、
◯ロシアと米英の「核対決」と成るであろう。
◯この「核対決」とは、 まさしく、ロシアと米国の核ミサイルの撃ち合い、である。
◯そして、米英(イルミナティ三百人委員会)は、この核対決の一つの もっとも劇的な局面は、イスラエルがイランに核ミサイルを発射する、 そして、ロシアが、イスラエルを核ミサイル攻撃によって殲滅させる。
◯と成るであろう。
◯つまり、イルミナティは、ナチス・ドイツによるユダヤ人ホロコーストを 人工的に演出した如く、
◯ロシアによるイスラエルホロコーストを演出させて、ロシアは核による イスラエルホロコーストを敢えてした!!
と言うレッテルを貼り付けるつもりであろう。
◯つまり、イルミナティは、イスラエルを犠牲にする作戦である。
◯ジョン・コールマン博士はこの問題も、「第三次世界大戦」についての 著作の中で詳しく論じて居る。
(了)
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