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二〇〇八年七月六日の三時間のアイクの大演説。
これは世界史的意味を有する大事件へと展開して行く。

公開日時:2008年07月19日 23時41分
更新日時:2008年07月20日 00時13分

平成二十年(二〇〇八年)七月十九日(土)
(第二千四百八十七回)

◯二〇〇八年七月六日(日曜)の、アイクの英国下院補欠選挙(イングランド
 北端、ホーデン・ハルテンプライス)での三時間の選挙演説。

◯これは、世界史的意味を有する大事件である、と「時事寸評」子は直観した。

◯アイク本人も、そのように感じたのではなかろうか。

◯どのような意味で、それは、「世界史的事件」であるか、または、
 世界史的事件の少なくとも兆し、少なくともその端初、と見なし得るのか。

◯アイクはこの選挙演説に、
 「ビッグピクチャー」と言う表題をつけた。

◯「ビッグピクチャー」とは何のことか。

◯それは、世界情勢の全体像を開示する絵、
 のことである。

◯五分や十分、或いは三十分でそれを語ることは出来ない。
 
◯普通の選挙民相手の「選挙演説」は、五分か十分で、小さな小さなことを
 語るものである。

◯それ以上の演説をしても「選挙民」は、聞きはしない。

◯アイクは、三時間かけて、四百人の聴衆の前で、グローバルコンスピラシー
 の全体像について、大熱弁を振った。

◯いかなる「選挙集会での演説」でも、そんなことは絶対に起こり得ない。

◯しかし、七月六日、それは実際に生じたのである。

◯アイクはそこで、
 「今や私は、孤立しては居ない!!」

◯と述べた。

◯それは本当だ。

◯四百人の大集会の聴衆のみでない。

◯この集会とアイクの演説のビデオが、間もなくグーグルビデオコーナーに
 公開されると、

◯忽ちそれは全世界へ、
 視聴率は、ヒトケタ(一位から九位まで)。

◯七月十日の投票日が過ぎれば、既にこの「選挙」そのものは
 「過去」のものである。

◯しかし、七月十一日以降も、しばらくの間、グーグルのビデオコーナーでは、
 以前として、世界でヒトケタの視聴率であったと言う。

◯英国でそれがヒトケタの上位、時に、一位!!
 であったのみでない。

◯アイクのビッグピクチャーを描く大演説は、全世界で、尨大な数の人々の
 関心を惹き付けたのである。

◯現代世界で、こんな力を有する思想家、ジャーナリスト、政治家、学者、
 知識人……などは、アイク一人である。
 アイク以外で、唯の一人も存在しない。

◯しかし、日本ではどうか。

◯日本で、アイクの英語の演説をグーグルで、又は、アイクのウエブサイトで
 視聴してまるごと完全に理解した人は、ゼロではなかろうか。
 完全にゼロと言い切ることも出来ないかも知れないが。

◯我々は今、七月六日のアイク講演の文字化した英語テキストをもとに、
 少しずつ、日本語版を作り、それを順次、我々のアイク日本版ウエブサイト
 davidicke.jp に公開し始めている。

◯それを完成させるためには、かなりの時間が、かかりそうであるが、

◯彼は、英国人であり、この演説は、そしてイングランド北端の一選挙区の補欠選挙
 の集会でなされたものであるが、

◯アイクのテーマは、全世界、全地球であり、敢えて言へば
 全宇宙的である。

◯そう、確かに我々はひとつの世界史的事件が生じ、そしてそれが展開してゆく
 ありさまを、目撃しつつあるのだ。

 (了)

 




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