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突然出現した、デーヴィッド・アイク英国下院補欠選挙立候補についての総括。

公開日時:2008年07月12日 22時36分
更新日時:2008年07月14日 23時55分

平成二十年(二〇〇八年)七月十二日(土)
(第二千四百八十回)

◯英国保守党(現在は、野党である)の影の内閣内務担当閣僚、
 デーヴィッド・デイヴィスが、英国労働党政権の、テロ事件容疑者抑留
 期限を延長する政策に抗議して、下院議員を辞職した。

◯そして、デイヴィスは、七月十日に行はれる補欠選挙に立候補すると言う。

◯しかし、この事件は、英国国内でも国外でも、殆んど全く無視された。

◯労働党は、候補者を立てないと。

◯従って、この補欠選挙は、デイヴィスの楽勝が予想されたであろう。

◯六月下旬、デーヴィッド・アイクは、この選挙下の補欠選挙に立候補すると
 公表した。

◯日本人は、英国全般について、そしてとりわけ英国の政治システムについて、
 更に英国の議会政治について、
 白痴!! 同然の無知である。

◯そして、にも拘わらず日本人は、自分たちがとりわけ英国議会政治について、
 白痴同然なんにも知らない、と言うことについて完全になんにも知らず、
 そのことに、毛ほども気付いて居ない。

◯アイクは、彼が住むワイト島(ブリテン島南部の島)について、
 最近、ビデオキャストの中で言って居る。
 (七月六日、davidicke.jp で要約を公開中)

◯ワイト島にも地方議会がある。
 しかし、よく調べると公式の議会は、純然たる名目上のお飾りであった、と。

◯実質的な政治的議論と決定はワイト島のフリーメーソンの会合でなされて居る!!
 と。

◯これは、事情を知るものには、驚くほどのことではない。

◯英国のフリーメーソン加盟者の数は、四十万人、と言う数字を見たことがある。

◯人口比でいけば、日本では、八十万人に相当する。

◯ワイト島の事例は、英国の政治の常識、と見ることが出来るであろう。

◯下院(これは『コモン』つまり庶民)も、上院も同様、であろう。

◯つまり、下院での与党、野党の対立など、八百長でしかない。

◯しかし、英国の支配体制(イルミナティ、三百人委員会)のシステムは実に
 巧妙に構築されて居る。

◯別な言い方をすれば、「しろうと芸」でない。

◯くろうと芸であり、プロの芸人であり、
 時には、名人芸の境地に達することもある。

◯三百人委員会は、今、労働党政権を保守党政権に移行させようとして居る。

◯根本的な方針は、何も変わらない、何も変えないが、
 外見上は大きく変化したように見せかけるのである。

◯次期キャメロン保守党政権は、
 英国のファシスト国家化、ビッグブラザー化を加速する。

◯そこで、デーヴィッド・デイヴィスを、反ビッグブラザーのヒーローとして
 売り出す布石を打ったのである。

◯この布石は、キャメロン政権が登場すると、利いて来るであろう。

◯ここまでは、三百人委員会にとって、なんの問題もなしに進行した。

◯ここで、アイクが舞台に侵入した。

◯マスコミは、イルミナティ三百人委員会の完全支配下にあるので、アイクを
 無視して、計算どおりデイヴィスは、再選された。

◯デイヴィスは、保守党影の内閣のフロントベンチから外される。

◯フロントベンチとは、何か。
 最近では、日本人も形式だけは英国下院のシステムを知る人も少しは出て来た
 であろう。

◯とにかく、デイヴィスは、間もなく出現する英国キャメロン保守党政権内の
 反ビッグブラザー的野党、反対勢力如きものの核、として三百人委員会の
 マスコミによって持ち上げられる段取りである。

◯アイクは、得票数は問題でない。ゼロでも構わない(実際は一一〇票)。
 とした。

◯しかし、彼の七月二日の記者会見、七月六日の三時間半の選挙区公開政治集会
 での講演のビデオのグーグル視聴率は、

◯英国では一位、全世界でも一ケタ、と数字が出て居る。

◯つまり、アイクもゼロの如き力量から、将来への有力な、意味ある布石をした
 わけである。

◯以上が、「時事寸評」の、アイク補欠選挙立候補についての総括である。

 (了)


【註】
 
◎ちなみに、二年前、
 四十代そこそこで保守党党首に選出されたキャメロンは、オックスフォード
 大学の学生の時代から、ロスチャイルド家のお気に入りであり、

◎更にその上に、英国王室と血がつながって居る、
 と、アンドリュー・C・ヒッチコック著「サタンのシナゴーグ」には、
 記述されてある。

 




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