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「英米(三百人委員会)VSロシア」
これが現在の世界情勢の核心であると、三百人委員会の戦略家ブレジンスキーは判断し、ジョン・コールマン博士もそのように結論付ける。
このことの意味を、深く、掘り下げて考察すべきこと。

公開日時:2008年07月11日 23時48分
更新日時:2008年07月14日 23時53分

平成二十年(二〇〇八年)七月十一日(金)
(第二千四百七十九回)

◯W・G・タープレイ曰く。

◯中共は、根本的には、英米世界帝国体制にとって、現状維持勢力であり、

◯ロシアは、英米世界帝国体制に対する反乱勢力の筆頭に位置する。

◯と、ブレジンスキーは見て居る(『オバマ……』百十頁)。

◯これが、現時点でのブレジンスキーの地政学的判断であると。

◯これは、現在の世界情勢認識の核心、その中核、その本筋であることを、
 しっかりと認識しなければならない。

◯もちろん、英米世界帝国体制(その実体は、三百人委員会である)の立場
 からすれば、前出のブレジンスキーの判断は、正解である。

◯三百人委員会に敵対する立場に立つ、ジョン・コールマン博士も正反対の
 立場から、

◯ブレジンスキーと同じ結論を得て居る。

◯つまり、本質は、「英米VSロシア」である。

◯しかし、ここで「英米」と、安易に言うべきではないだろう。

◯我々は、ロシアの作家ソルジェニーツィンが、
 全二巻の大著で、ロシアとユダヤの二百年の歴史を描いたことを知って居る。

◯第一巻は、フランス革命、ナポレオン時代から一九一七年の
 ロシア共産革命前の時期のロシアとユダヤ。

 第二巻は、ロシア共産革命以後の時代のロシアとユダヤ。

◯これだけで、約千頁である。

◯ドイツ人は、すぐにこの大著のドイツ語版を出した(全訳である)。

◯ドイツには、ソルジェニーツィンのこの大著を出版する言論の自由があるらしい。

◯しかし、英語圏(英、米、カナダ、オーストラリア……)には
 ソルジェニーツィンのこの本の英語版を出す言論の自由は存在しない。

◯日本に、その自由が存在しないことは、多言を要しない。

◯日本のロシア専門家に出来ることは、
 せいぜいドストエフスキーとじゃれること!!

◯コールマン博士は、「新版300人委員会」の中で、
 日本の運命について、きわめて重要なことを幾つか記述して居る。

◯その一つは、
 日本とロシアの第一次戦争(一九〇五、六年)が、
 ユダヤ(そしてひいては三百人委員会)に一方的に利益を与え、

◯日本にもロシアにも潰滅的な打撃を与えた、
 と言う、総括である。

◯ジョン・コールマン博士のこの歴史的総括は、全く正しい。

◯この自明のことが分らないようでは、日本はこのまま自滅する!!
 しかないであろう。

 (了)


【日本義塾七月公開講義】
 
 ◎日 時 平成二十年七月二十五日(金)
      午後六時半~九時(六時開場)

 ◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール
      (四階B会議室のトナリの部屋)

 ◎講 師 太田 龍

 ◎演 題 ジョン・コールマン博士著、太田龍監訳
      「新版 300人委員会」(上下二巻、約六百八十頁)
      成甲書房、七月初め刊、の解説

      ジョン・コールマン博士著「ビヨンド・コンスピラシー」
      (未邦訳、二〇〇七年九月刊)の解説

      オバマ「大統領」の政権を推進する三百人委員会世界
      権力のアジェンダについての解説。

      三百人委員会の日本破壊計画の最終段階とは、
      日本民族有志のなすべきこと。

 ◎資料代 千円

 ◎予約申し込み、問い合わせは、
  eメール、電話、はがきで、日本義塾出版部へ

 




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