平成二十年(二〇〇八年)七月十日(木) (第二千四百七十八回)
◯ 「……アル・ゴアは、三億ドルを支出して、一千万人(テン・ミリオン) の私兵部隊を創設する計画を最近、公表した。狂信的マルサス主義者 アル・ゴアは、地球温暖化への対抗措置を、政治家と社会に強制する ために、この私的軍隊を使用するつもりである。……」
「ゴアのみどりの軍隊は、一九二二年十月、ベニト・ムッソリーニの ローマへの進軍の精神を模倣した、ワシントンへの進軍のために動員 することも出来る。ゴアの環境突撃隊は、みどり色の制服を採用する であろうか?……オバマが、ゴアは、イリノイ州のメシア[イリノイ州 選出米国上院議員オバマのこと]の未来の体制に於て、重要な影響力 ある存在と成るであろう、と言明したことは、驚くに当らない。」 (W・G・タープレイ著『オバマ……』三頁))
◯アイクは、 イルミナティは、ゴアを使って環境危機を口実としたファシスト独裁体制 を構築しようとして居る、 と告発して居るが、これは、一應、その通りであろう。
◯W・G・タープレイは、次の如く予測する。
(1)ロンドン(シティ・オブ・ロンドン)は、英米に、 ファシスト独裁国家体制を構築する。
(2)そのキーワードは、環境危機である。
(3)そこで、米国では、一千万人のみどり軍隊の形成を展望しつつある ゴアが起用される。
(4)英国の体制が、既に、環境保全の運動の先頭を走って居ることに、 白痴のごとき日本の権力エリートは、全く気付いて居ない。
(5)米英は、環境ファシスト国家権力体制下で、大衆の生活水準の ドラスティックな引き下げを主導するであろう。
(6)つまり、大衆の生活水準を、一挙に五割、六割、と言った規模で 切り下げる、と。
(7)国内ファシスト化、監獄国家化と並行して、ロシアを打倒して、 ユーラシア大陸占領へ進む、と。
◯筆者の知る限り、ゴアの米国で一千万人のみどりの私兵軍隊を作る計画を 公表した、との報道は、日本では、紹介も論評もされていない。
◯もちろんこれは「冗談」ではない。
◯これは、ゴア個人のプログラムであるわけもない。
◯これはヒットラー時代のドイツナチス党が、党の本体の他に、
突撃隊 親衛隊、 国家警察、 労働戦線、 ヒトッラーユーゲント
などなど多数の外郭組織の網の目によってドイツ国民を組織化した前例 を参考にするのであろう。
◯最近の新聞報道によれば、 八月下旬、オバマは、米国民主党全国大会で、大統領候補に指名されたのち、
◯指名受諾の演説会に、七万人を集める。
◯のだそうである。
◯今や、日本憂国の士は、 タープレイの「オバマ―ポストモダンクーデター」(二〇〇八年六月刊) を読まないことには、お話にならない!!
(了)
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