平成二十年(二〇〇八年)七月四日(金) (第二千四百七十二回)
◯最近の新聞報道(産経新聞、2008年7月4日号)によると、
◯マレン米軍統合参謀本部議長は、イスラエル政府に対して、
◯米軍は、イスラエル軍のイランに対する武力攻撃を支持しない、 と、明確なかたちで警告したと言う。
◯我々は、ここで、「オバマ―ポストモダンクーデター」(二〇〇八年六月刊、 未邦訳)の著者W・G・タープレイの発言を参照しなければならない。
◯タープレイは、六月初旬、米国民主党大統領候補決定の予備選挙に於て、 オバマがヒラリー・クリントンに勝利した。
◯その時点で、米国政府権力中枢は、 オバマ/ブレジンスキー陣営に移行した、と述べて居る。
◯ブレジンスキー/オバマ陣営は、 「プリンシパル委員会」を通じて、既に、米国の軍事外交政策を決定し、 遂行し始めた、と。
◯この「プリンシパル委員会」のメンバーは、
(1)米国防長官(ゲーツ) (2)米国務長官(ライス) (3)米大統領国家安全保障担当補佐官(ハドリー) (4)米軍統合参謀本部議長(マレン) (5)米諜報機関長官(マッコーネル)
◯以上の五名である。
◯つまり、ここには、ブッシュ大統領、チェイニー副大統領は、 座るべき椅子がないわけである。
◯そして、この五人の「プリンシパル委員会」の上は、 ブレジンスキーとナイ(もと国務省高官)と、この二人であると。 つまり、ナイは、ブレジンスキー/オバマ政権で外交安保問題で重要な 役割を果すべく予定されて居るのであろう。
◯ブレジンスキーの上は、 ロンドンであり、要するに三百人委員会、であるだろう。
◯イルミナティ世界権力の中枢は、イスラエル/ネオコン一派が、 イランに対する新しい戦争を始めることを許さない、と。
◯イルミナティ世界権力=三百人委員会の主たる戦略は、
◯「ロシアに対する戦争」の本格化である。
◯そして彼らの「ロシアに対する戦争」の主力戦線は、
◯中共とロシアの分断であり、中共をロシアと戦争させることであると。
◯つまり、その方向へと、中共を誘導することであると。
◯ブッシュ/チェイニー/ネオコン一味は、既に、 米軍に対する指揮権を奪われたと。
◯マレン米総合参謀本部議長の前出、イスラエルに対する警告は、 そのことを意味して居ると、みなければならない。
(了)
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