平成二十年(二〇〇八年)六月二十日(金) (第二千四百五十八回)
◯アメリカン・フリープレス紙のJ・P・タッカー記者から、次のやうな趣旨の メッセージが筆者(太田)あてに届いた(2008.6.19)。
私の著作「ビルダーバーグ取材日記」の日本版が、出版の運びになると 大山恵喜さんから聞き、喜んでいます。
私の本は、二〇〇五年の総会で終って居るので、二〇〇六年、二〇〇七年、 二〇〇八年の総会についての資料を追加して届けます。
アメリカと日本は、冷戦中ずっと同盟国でした。
しかし、今や、アメリカ人と日本人は、NWO(ニューワールドオーダー)に 対する戦いに於て、アメリカと日本が、それぞれ自国の独立と尊厳を守るべく、 同盟をしっかりと構築して行きましょう。
太田龍様
◯「アメリカン・フリープレス」紙、二〇〇八年六月二十三日号。
◯ここに、
「日本の記者が、始めて、ビルダーバーグを追跡する(チェイス)」
◯と言う、グレース・エキ・オーヤマ署名のコラム記事がある。
◯ 「(ビルダーバーグ総会会場の前での)抗議者のメッセージの大半は、入念な 調査を反映して居た。何人かの演説者は、多量の歴史的内容を持った驚くべき ほどの博学ぶりで私を驚かせた。
一人の演説者は、いわゆる麻薬戦争などインチキだ、と語った。阿片戦争から 始まって、銀行家の一族がこうした阿片貿易のすべてを取り仕切り、そこから 莫大な利益を挙げたこと、そして彼らの子孫が、現在のビルダーバーガーとし て活躍中であることを、完璧な家系図を引用して、曝露した。
今年のビルダーバーグを告発する抗議集会は、単なる怒りのスローガンを叫ぶ だけではなかった。もちろん、そうしたスローガンもたくさんあったが。 9/11問題も訴えられた。けれども、焦点は、米国政府が、9/11に関与 して居る可能性に当てられた。 …………… 抗議は、自然発生的(スポンテニアス)であって、ノンヒエラルキー的(上からの 指令によらない)であった。 アメリカの(公衆)が、ウォーレン報告書(一九六三年十一月二十二日にダラスで のケネディ大統領暗殺事件についてのウォーレン最高裁判所長官を責任者とする 米国政府の公式報告書)を疑い始めるまでに四十年を要した。 9/11の米政府公式報告書をアメリカ人が疑い始めるまでに、ごく短い時間 しか必要としなかった。ビルダーバーグ総会の会場前での抗議者の約三分の一 がロン・ポールの支持者であることは、一見して明かであった。また、事実上、 ここでの抗議者の全員が、少なくとも、ロン・ポールの同調者であった。
アメリカが、彼らと共にあること、そしてホームスクール派、その他、一七七六年 の本当のアメリカたらんとするその他の人々と共にあることを希望する。」
◯なお、「アメリカン・フリープレス」紙の読者のために、大山恵喜さんについての 短い紹介がある
「グレース・エキ・オーヤマは、日本の主要な修正主義派、歴史家の一人として、 今、著作活動中のリュウ・オータの助手である。グレースは、また、バーンズ・ レビュー(TBR)のコントリビューティング・ボード・メンバーの一人である」 と。
◯この「バーンズ」は、第一次世界大戦から第二次世界大戦期にかけて、アメリカの代表的 な修正主義派歴史学者、エルネスト・バーンズの名前にちなんで取られて居る。
◯「アメリカン・フリープレス」紙、(2008.6.23)には、 ジュリア・フォスター記者(この人は女性であろう)の、
「ビルダーバーグ・プロテスターズ・ウィン・フリースピーチ・ファイト (ビルダーバーグに対する抗議者たちは演説の自由な権利のための戦いに勝利した)」
と言う興味深い記事がある。 これは、後日、なんらかのかたちで日本語で紹介したい。
(了)
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