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R.D.ウィリング曰く、「おかねは宗教である」と。

しかしこの「宗教」の正体は、サタニスト的オカルト宗教であると。
日本人は、今や、このサタニスト的オカルト宗教たるおかね(マネー)に取り憑かれ、洗脳されて居ることに気付くべき時。

公開日時:2008年06月19日 23時47分
更新日時:2008年06月24日 20時34分

平成二十年(二〇〇八年)六月十九日(木)
(第二千四百五十七回)

◯R.D.ウィリングの近著、

  おかね(マネー)
  ―第十二番目の宗教―

  ◇二〇〇八年一月、カナダ、モントリオール
  ◇二〇〇八年五月、米国ワシントンDC、バーンズレビュー

◯この本は、百九十三頁の小著であるが、その内容の水準はきわめて高い。

◯これは、日本民族憂国愛国の有志必読の書である。

◯以下に、本書の要点を列挙する、

  (1)おかね(マネー)は宗教である。

  (2)西洋の近代宗教学界は、全世界を詳しく調査研究して、
     十一の主要大宗教の存在を確認した。

  (3)しかし、実は、それらの十一の主要宗教に含まれて居ないにも拘わらず、
     真に普遍的に全世界すべての国家、人種、民族……を決定的に支配して
     居る、第十二番目の最後の究極の宗教が存在する。

     それは、マネー(おかね)であることを発見したと、
     著者R.D.ウィリングは結論づける。

  (4)聖書の中に、モロク、と呼ばれる神が出て来る。

  (5)このモロクの神がおかねである。

  (6)モロクの神、おかねの神は、今、米国FRB連邦準備銀行、イング
     ランド銀行などの中央銀行というかたちで存在する。

  (7)十一の主要宗教。その名前は、本書には明示されて居ないけれども、
     常識的に言えば、ユダヤ教、キリスト教、イスラム、佛敎、儒教、道教、
     ヒンドゥー教。

     これで七つである。
     日本の神道がこの中に入るかどうかは分らない。
     信者の数ではキリスト教が最大であり、各派を合計すれば、
     二十億人に成るかも知れない。

  (8)しかし、おかね教、宗教としてのマネー、モロク教。
     これは、今や全人類を掌握して居り、完全にその外にある人間は、
     きわめて僅か。

  (9)アレクサンダー大王以後、地球上のすべての有力な政治指導者で、
     モロクの寺院にとって脅威となった人物は、暴力的に殺された。

 (10)唯一の例外は、ニクソン米大統領である、と。

◯R・D・ウィリングのこの本の論旨は概ね正しい。

◯筆者(太田)も、ウィリングと全く同じ考えではないが、
 それに類似する思想は、断片的に公表した。
 しかし、今までそれを全面的に展開する機会がなかった。

◯「カナン」についてのこの著者の見解は、ユースタス・マリンズの「カナンの呪い」
 (邦訳、成甲書房)とは異なる(九十三頁)。

◯モロクの神と敵対した、四人の米大統領が暗殺された(百七十八頁)、と。

◯この四人の中に、

  J・F・ケネディ
  リンカーン

◯この二人は含まれるであろう。

◯本書では、「カルト273」が重要な事項の一つとして提起されて居るが、
 この意味は分らないので、今後、研究したい。

 (了)

【参照】

  MONEY - The 12th and Final Religion
  By R. DUANE WILLING
  二〇〇八年一月、二〇〇八年五月、百九十三頁。

 




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