平成二十年(二〇〇八年)六月十八日(水) (第二千四百五十六回)
◯W・G・タープレイ著 「オバマ―ポスト・モダン・クーデター」(二〇〇八年六月刊、未邦訳) 百十七頁。
◯タープレイはここで、 影響力のあるブリテン寡頭権力体制のスポークスマン、 マックス・ヘイスティングス MAX HASTINGS が、昨年(二〇〇七年)夏、 ロンドン、ガーディアン紙に寄稿した論説を引用する。
◯この論説の表題は、
「Will we have to fight Russia in this century ?」
◯ 「我々は、今世紀中に、ロシアと戦はなければならないのか?」 (『ガーディアン』紙、二〇〇七年六月五日)
◯あいにく、当「時事寸評」子は、「マックス・ヘイスティングス」、 と言う英国のジャーナリスト(又は著述家)の名前も知らず、その論文 著作を読んだことがないので、これから調べなければならないであろう。
◯ここで「我々」とは何を意味するのか。
◯タープレイによれば、 M・ヘイスティングスなる人物は「ブリテン寡頭権力体制のスポークスマン」 である、と言う。
◯「ブリテン寡頭権力体制」とは何者か。
◯それは、ジョン・コールマン博士流に言えば、「三百人委員会」である。
◯デーヴィッド・アイクはそれを「イルミナティのセンター」 「イルミナティの総本山」「イルミナティの世界権力そのもの」、 と言う。
◯そのようなものとしての「我々」は、 二十一世紀中に、ロシアと戦うことになるのか?
◯それは「イエス!!」であるだろう。
◯ジョン・コールマン博士は、 既に、英国はロシアと戦争状態にある、と、度々、述べて居る。
◯英国(寡頭権力体制)は、既に、ロシアと交戦中である、と。
◯一九一三年、米FRBの成立以来、英国と米国は事実上一体である。
◯イルミナティサタニスト世界権力の中枢的戦略家の一人、ブレジンスキーは、 傀儡オバマを米国大統領の座に着ける。
◯このオバマ政権に与えられた主たる任務は、ロシアの解体、分断、占領である。
◯ロシアの軍と諜報機関は、もちろん、このことを熟知して居る。
◯イルミナティ(ブレジンスキー)の戦略は、中共中国とロシアの分断である。
◯ジョン・コールマン博士は、一九九〇年代に既に、 米英とロシアは第三次世界大戦の主役であるとした。
◯三百人委員会は、この第三次世界大戦に於て、
◯中共を取り込む。
◯中共は、米英の陣営とロシアの陣営の力関係を計算して、
◯米英が、ロシアに対して優位に立って居ると判断すれば、米英の側に立って 対ロシア戦争に参戦する。
◯と、予測した。
◯さう、まさしく、ここに現時点での世界情勢の核心が存在することを知らな ければならない。
(了)
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