平成二十年(二〇〇八年)五月十日(土) (第二千四百十六回)
◯進藤義晴先生講演録
今を越える為の知恵「冷え取り」 初版 2006年2月 発行 アゴの会 〒 422-8043 静岡市駿河区中田本町61-5-103 電話、FAX 054(287)4522 定価 630円プラス送料
◯日本義塾出版部でも取り扱います。 ◯この講演録は、一番最近出版されたものの一冊であろう。
◯この本の巻末、百二十五頁以下には、 進藤先生が色々なところで繰り返し紹介されている、 「いそじ春子(仮名)」さんの、「冷えとリ体験記」全文が 収められてあるので、貴重である。
◯いそじとは「五十路」、つまり五十才代のこと。
◯「春子」とは「青春」の春。
◯この女性の体験の要約は次の如し。
(1)二十代で卵巣の殆んどを摘出した。 (2)経過が悪く、抗生物質を点滴で何リットルも入れられ、 (3)また強い薬で肝臓がすっかり駄目になり、 (4)退院後も目が殆んど開けられない。 (5)暫くして今度は、親指大の胃潰瘍。 (6)身体全体がボロボロで内臓無力症。 (7)最後に自律神経失調症。 (8)一年の半分以上は、寝ていた。 (9)ここまで来てやっと私は、「病気は自分で治そう!」と決心した。 (10)玄米菜食を始める。 (11)体調も顔色も良くなった。 (12)しかし、体の奥に溜まった毒は、そのまま。 (13)そのとき、冷え取り健康法と出会い。 (14)靴下八枚、靴が二十七センチ!?から入る。 ズボン下も重ね、半身浴も毎日、一、二時間。 (15)その後の排毒の量はスゴイ。 (16)一時は死ぬかな?と思うくらい一気に強い瞑眩(めんげん) が出て、二年ほど吐き続け、究極の頭痛、胃や婦人病の毒が 全身から出て、……
(17)私は今年五十才、頭髪も黒いまま、更年期もない。 (18)卵巣が再生したと進藤先生に言はれた。 (19)生理も順調。 (20)今頃になって、胸がふくらんできました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◯進藤先生が度々、この「五十路春子」(仮名)さんのことを取り上げるのは、
◯からだの中に蓄積された毒が多いほど、冷え取りによって排出すべき 毒の量も尨大である。
◯従って、その毒を体外に出す時の瞑眩(めんげん)も強く長い。
◯その苦痛もひどい。
◯しかし、この苦しみに耐えなければならない。
◯この「五十路春子」(仮名)さんは、 泣き言ひとつ言はず、 二年間、じっとこの苦しい瞑眩に耐えて、冷え取りをやり切ったので、
◯自然治癒力が回復して、
◯切り取られた卵巣まで再生した。
◯と言うことで強調されるわけであろう。
◯冷え取りを実行する人にとって、この体験記は必読である。
◯しかも、進藤先生は、この瞑眩の苦しみは、個人の問題に限定されない。
◯それは地球人類全体と、地球全体にも、適用される、と言はれる。
◯必読の文献として、有志に推薦する。
(了)
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