平成二十年(二〇〇八年)五月九日(金)
(第二千四百十五回)
◯月刊「デーヴィッド・アイク ニューズレター日本語版」
第二号(二〇〇八年五月号)が五月八日、発行された。
◯ B5、四十八頁。
一部、五百円、送料クロネコメール便 八十円
発行所 日本義塾出版部
◯第一号(二〇〇八年四月号)は、B5 三十八頁だったので、
かなり増ページに成って居る。
◯アイクのニューズレターの水準は、非常に高い。
◯それは気安く読み飛ばして終わり、などとすべきものではない。
◯この号(第二号)で、もっとも読みごたえのある文章は、十八~三十七頁。
「今も続く……吸血鬼の呪文」(二〇〇八年四月六日号、四月十三日号)
であろう。
◯ここでアイクは、
超古代シュメールに起源を有するユダヤ教、キリスト教、イスラム、
ヒンドゥー教、そして現代のニューエイジに至るまで、
◯殆んどすべての宗教は、
◯イルミナティの人類奴隷化の道具である。
◯と述べて居る。
◯ 「この依存(憑依)状態を避ける方法は単純である。何も崇拝しない、
誰も崇拝しないことである。あなたはすでに永遠なる意識なのである
から、崇拝すべきものは(自分の外には)何もない」(第二号、三十五頁)
と。
◯これは、一応はその通りであろう。
◯しかし、ここのところは中中難しい。
◯現在、地球人類にもっとも強力に取り憑いて居る霊は、
「マモニズム」である。
◯「マモン」とは、貨幣の神、かねの神、魔神、………である。
◯マモンの神を崇拝しない、と決意すること。
◯それは、可能であろう。
◯にも拘わらず、その決意、その意識をどのようにして実現するのか。
◯日本の歴史上、その問題点をラジカルに突き詰めて思索した思想家は、
安藤昌益ただ一人。
◯安藤昌益が医師であったことは、重要である。
◯原始社会に於ては、医師は、シャーマンでもあった。
◯シャーマンと医師は、切り離すことが出来ないほど一体化して居た。
◯これはどうでも良い、些細な話ではない。
◯原始社会では、「呪術師」と「メディシンマン」は、一体である。
◯我々は今、進藤義晴先生の「包括医学」を学んで居る。
◯包括医学とは、
(1)目に見える、かたちあるレベルの医学と、
(2)目に見えない、霊界のレベルの医学(神霊医療)と、
◯この二つの医学の包括を意味すると言う。
◯筆者はこのようにして、アイクと、進藤義晴先生と、
◯この二人のまるで異質で無縁なように見える人間を通底する共通の
本質を見ようとして居る。
(了)
【参考文献】
(1)太田龍著「革命思想の扉を開く」(一九八〇年、絶版)コピー本
(2)太田龍著「日本の食革命家たち(一九八四年、絶版)コピー本
(3)進藤義晴著「神霊医療」(一九九九年、麻の葉の会、千円)
現在品切れ中、再版は五月二十日頃出来る予定と聞いている。
(4)進藤義晴著「宇宙の根本法則―波動」(一九八六年、麻の葉の会、七百円)
(5)進藤義晴著「スサノオ文書」(二〇〇一年、麻の葉の会、五百円)
◎日本義塾出版部でも取り扱い中。
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