◯四月二十五日の日本義塾公開講座で、
陸軍統制派の正体について話した。
◯そのあとの質問の一つは、
◯今の日本は、アマテラスの天ノ岩屋戸隠れの時と同じような状況なの
だろうか、とあった。
◯筆者はそのとき、
◯アマテラスの天ノ岩屋戸隠れの原因は、スサノオの乱暴にあった。
◯このスサノオとは何者なのか。
そして現代日本に於けるスサノオとはいかなる存在なのか。
◯まず、その問題を解かなければならないだろう、と述べた。
◯すると、そのあと間もなくして、
進藤義晴先生編著の「スサノオ文書」を読む機会を得た。
◯ここでは、スサノオは、最強の霊力を有する悪霊である、としてある。
◯この「スサノオ文書」については、後日、やや詳しく論評したい。
◯スサノオが悪霊であり、そのようなものとして出現すると、言う。
◯しかし、アマテラスが悪霊であると言う説は聞いたことがない。
◯日本神話の中核、中心的問題は、
◯アマテラスとスサノオの関係にある。
◯この関係について、筆者の知る限り、もっとも深く真相に迫った記述は、
飛騨の秘伝の継承者故山本健造先生の一連の著作の中にある。
◯ちなみに、現代日本の遺伝化学者の研究によれば、
◯現代の飛騨地方人は、日本の他の地方人に比べて、段違いに縄文人の
血が濃いと。
◯アマテラスとスサノオが、姉と弟の関係、と言うのは全くのウソ、
であろう。
◯スサノオは、日本古代からの女人(巫女)統治システムの暴力的破壊者、
◯と見る。
◯スサノオが、日本民族にとって大悪霊、大悪魔!!
とする説は、まことにありそうな話である。
◯現代日本に於けるスサノオとは何者か?
◯更に、引きつづき考えて行く。
(了)
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