平成二十年(二〇〇八年)六月十二日(木)
(第二千四百五十回)
◯W・G・タープレイ著。
「オバマ―ザ・ポストモダン・クーデター」百十八頁以下。
「ブレジンスキーの二〇〇九年~二〇一三年の大戦略
――中国をロシアに敵対させるプレイ」
◯これはきわめて重要な文章である、
「二〇〇九年~二〇一三年」とは、「オバマ大統領」の四年間のことである。
◯ 「米英の自称普遍的帝国に敵対する大同盟は、中国、ロシア、その他の
中央アジア共和国の大部分を含む、上海協力機構(SCO)である。
………ブレジンスキーは、オバマを彼の主要工作員として、このSCO
を粉砕すべく、決意して居る」と。
◯これは、その通り、であるだろう。
◯ブレジンスキーは、まさに、この大作戦(SCOの粉砕)を実行するために、
オバマをなんとしても次期米国大統領にしなければならないと、
W・G・タープレイは言う。
◯ブレジンスキーは、SCOを、どうやって粉砕するつもりなのか。
◯その主たる作戦方向は、
(1)中共をアフリカから追放する。
(2)中共をアフリカの石油資源利権から排除する。
(3)中共をロシアシベリア領の石油、天然ガスの掠奪の方向に誘導する。
(4)かくして、中共をロシアとの全面戦争に誘導する。
(5)このようにしてSCO「上海協力機構」は、雲散霧消すると。
◯しかしこんな戦略は、
頭の単純なアメリカ人には考えつかない。
◯この戦略は、メイド・イン・ブリテン、であるだろう。
◯ブレジンスキーは、キッシンジャーと共に、ブリテン(三百人委員会)の
陣営にあることを知らなければならない。
◯このことに関しては、
ジョン・コールマン博士のモノグラフ、
「キッシンジャー ― 三百人委員会の工作員」と
「一九八四年~二〇〇六年」(未邦訳)
◯この文献が必読である。
(了)
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